1月16日 「能楽体験(1)〜小鼓の稽古〜」《総合》 【4年生】まずは姿勢。頭の先から背を伸ばすこと,足先までピンと伸ばすこと。視線も前に向けたままということを教えていただきました。 目玉が動いただけでも目立ちます。全身ストップしたまま。先生たちは,まばたきしないようにしています。せっかくの舞台が台無しになります。そこまで舞台の空気を動かさないように気をつけているそうです。 能楽は,あいさつに始まり,あいさつに終わります。能は650年前の室町時代にできました。プロの方が舞台で使う小鼓は,室町時代のものを使っています。何百年も前から受け継がれて使っているので,次の代まで伝えていかなければいけません。お道具として,大事に使っておられます。そのような気持ちで,道具に対してもあいさつをします。 息を吸って,おなかに息をためて「ほおっ!」と声を出します。お腹から声を出します。「コミ(タイミング)」を合わせて,声を出します。 息を吸って,「ツ。」「ほう。」「ポン(小鼓を打ちあげる)。」と,掛け声をつけて小鼓を打つ練習をしました。 小鼓の持ち方や構え方,小鼓の渡し方も教えていただきました。 力を抜いて,手首のスナップを効かせて鳴らします。 初めてですが,「ポン」という響いた音が出るときもありました。 今日は,小鼓の持ち方を中心に学習しました。稽古を重ねていく中で,正座にも慣れてくるでしょう。 |
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