1月16日 「能楽体験(1)〜仕舞の稽古〜」《総合》 【4年生】能では, ○すり足で歩くこと ○瞬きせず真剣に,そして気持ちを引き締めて取り組むこと が大切だと教えていただきました。 山本先生が,頭にお茶の入ったペットボトルを頭にのせました。 「えっ! 一体何が始まるの? 」 さっき教えてくれたように山本先生が歩きます。なんとペットボトルが落ちない。頭が揺れていないことがよく分かりました。 次に,みんな自分の扇子を頭にのせて歩きました。パタン,パタン,あちこちで扇子が床に落ちる音が聞こえます。山本先生の扇子はぴったりと頭にのったままです。 しばらくは家でもこんな歩き方の練習…いや稽古が始まるかもしれません。 「老松(おいまつ)」の稽古もしました。 山本先生の後に続いて,みんなで謡います。二度,三度と練習を重ねるにつれてだんだん声も大きく出るようになってきました。手で調子を計りながら続けます。 みんな,真剣でしたね。 芸能の世界では,人よりも抜きんでることが大事であり,それによって周りの芸がよくなること。そうやって,古来からの芸能が伝承されてきたこと。 みんなと同じことではだめで,競争していくことでレベルがあがっていくこと。それは学校生活でも同じで,妥協してはいけない。ということも教えていただきました。 また,正座で座ることや,扇子の置き方や持ち方,礼をする際の作法があることも教えていただきました。 能では気合や礼儀・姿勢を重んじます。 「気合とは,息を止めて前を見つめて何も考えないこと。じっと耐えること。」 と教えていただきました。 腕をまっすぐ伸ばし,息を止めます。これをすることで,たくさん息が吸えるようになり,集中力が増すことができます。 お腹から力強く大きく息を吐いて謡を謡うことができるようになればいいですね。 舞台では,足袋が命です。お風呂のときに,自分で洗濯しましょう! 正座で座り,礼をして今日の稽古を終えました。次回の稽古は来週の金曜日です。 |
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