3月4日 「ものの体積と重さ」発展その2 ≪理科≫ 【3年生】「ほかに確かめていないものがあるね。」 しばらく沈黙の後, 「空気!」 「そう,空気。でもそれは勘弁してよ。」 <めあて> 同じ体積の水と油の重さをくらべる。 <予想> 油が重たい。なぜなら,色がついているから。 どの班(6班あります)も,予想は油が重たい。 <準備> ビーカー(水用と油用),スポイト(水用と油用),水,サラダ油,天びん あれあれ,実験を見て回ると,なんだか変だぞ。 分かった,分かった。実験中止。 「天びんを使う前に,水用と油用の空っぽのビーカーをのせてからつり合いを調整した?」 原因はそこでした。ビーカーはガラスの厚みが違っていてそれぞれ重さも違う。 気を取り直して,プリンカップでやり直し。どんな時でも実験手順をきちんと踏むことが大事です。 「どうだった?」 と各テーブルを回って行くと,不思議そうな顔でほとんどの子が, 「水が重い…」 そう,みんなの予想とは反対に水が重くサラダ油が軽かった。実験結果にまだ納得がいかないようです。 「水の中に油を少したらしてみたらどう?」 「うわっ,浮いてる!」 「こんなシーン見たことない?」 と尋ねると, 「ラーメンのおつゆ。」 「お味噌汁。」 「煮汁。」 いろいろと出てきます。油が浮いている場面はどの子も知っていたようです。こんな経験が予想にいかされるとよかったのになあ…。 「先生,油の中に水を入れてもいいですか。」 「やってみよう!」 「うわっ,面白い。」 「ゆっくり沈んでいく。」 油は水より軽かったけれど,今日のまとめも,「同じ体積のものでも種類がちがうと重さがちがう」ということになりました。 |
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