今月、朝日新聞の朝刊に連載されている「いま子どもたちは学びたい」を欠かさず読んでいます。内容は、発達障害をもつ子どもたちについてです。クラスの中で、誰もができることが、できないために苦しんでいる子どもはたくさんいます。毎日、実例をあげて、それぞれの子どもたちが立ち直り、生き生きとした自分を作り上げていった過程を紹介しています。文字が書けない、ノートが取れない子どもたちを変えたもの、それはiPadでした。これがあれば、ノートが書けなくても板書は撮影して保存できます。
漢字や計算練習もくりかえしできます。このシリーズで紹介されている子どもたちにとっては、まさに恩恵の機器でした。「学力の向上」が大きな命題である現状において、タッチパネル機器を活用した学習は、障害をかかえる子どもたちだけでなく、多くの子どもたちに効果をもたらすものであると考えています。今後も、タッチパネル機器を活用した学習の実践事例を集め、本校での導入のあり方を模索してまいります。