これじゃあ伝わらない わかる言葉を使おう
インクルーシブ推進室で見つけたお話をHPで伝えたら、よくわかりました。という声をいただきました。土日など、学校がお休みの時に少しずつでも伝えられたらなと考えました。
今回もインクルーシブ推進室でのポスターからのお話です。 なぜわからないの、何度言えばわかるの それは親の言い方が伝わっていないからです。子どもにわかる伝え方で親も子もイライラが激減します。 「走らない」では、「走らせる」言い方になるのです。 こんなお話があります。ピンクの象を想像しないで。と言われたらどうでしょうか?ピンクの象を想像せずにはいられません。人の脳は否定形を理解しにくいようにできているのです。そのためアスリートがイメージトレーニングの中で、失敗しないようにするではなく、成功するという肯定形を使うのはよく知られています。 「走らない」も同じことなのです。「歩こう」とか「止まります」と言えばよいのです。コレなら具体的にどうすればいいのか子どもはわかります。 「騒がないで」 ⇒ 「口を閉じよう」、「ヒソヒソ声で話そうね。」 「道に飛び出さないで」⇒ 「ここで止まろう」 「散らかさないで 」 ⇒ 「出したものはここにしまってね。」「ここで遊んでね。」 「床を汚さないで」 ⇒ 「足を拭いてからあがろう」 「こぼさないように運んで」⇒「そっと持って運んで。」 「食べながら話さないで。」⇒「ゴックンしてからお話しよう。」 「売り物は触らないで。」 ⇒「見ているだけにしよう。」 ちょっと意識することで、変わるかもしれません。学校でも否定の言葉を使わないようにしています。例えば、廊下は走りませんではなく、歩きます。や、ハンカチを忘れないではなく、持ってきましょう。になります。大人がちょっと意識することが大切なのですね。 |