いちばんうれしいこと(3年道徳) (1月12日)
3年生の道徳の教科書に「いちばんうれしいこと」というお話があります。
「アンパンマン」の作者、やなせたかしさん。 やなせさんは若い頃に戦争を体験していますが、戦争が終わってからも、毎日食べていくということが大変な日が続きました。そんな時代を経験したやなせさんが思ったことは、 「人間にとって、一番辛いのはひもじいことだ。 戦争を振り返っても、何よりもきつかったのは飢えることだ。 正義のための戦争なんて、どこにもない。 大事なのは、決して大げさなことではなくても、もし目の前にお腹をすかせた人がいれば、その人に一切れのパンをあげることだ。 相手を思いやる気持ちが、一番大切なんだ。」 「アンパンマン」が誕生するに至ったエピソードの1つです。 また、やなせさんは、 「人間が一番うれしいことは、なんだろう? 長い間、ぼくは考えてきました。 そして結局、人が一番うれしいのは、人を喜ばせることだということがわかりました。 実に単純なことです。」 とも、話しています。 3年生だけでなく、どの年代の子どもたちが読んでも、また大人が読んでも非常に胸にささるお話です。 |
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