スポーツテスト全学年終わりましたいい記録を出した子は、本人が喜んで自尊感情も高まるので先生は、もうほめなくてもいいぐらいなのですが、友だちの記録と自分の記録を比べて残念そうな顔をしている子をどうフォローするかはとても大事です。 1年生などは、今まで、ボールを遠くに投げる距離を計るなんていう「モノサシ」がなかった子もいるでしょう。そんな子たちが、この自分の「記録」をどう受け止めるのか?大桐小学校で、どの先生も指導しているのが「自分の記録を伸ばしていこうね」という成長や努力の指標としての「記録」です。 少し投げる角度を意識するだけではっきりと記録が伸びます。ボールのにぎり方、ステップの工夫など練習するとまた伸びます。その試行錯誤に値打ちがあるんだよという指導です。練習前の記録と比べて「やってみたらこれだけ伸びた」という自信をみんなが持つことができます。 お子さんが記録を持って帰ってきたら、その成長を喜んでください。間違っても「お兄ちゃんが1年の時は、△mだったよ。」などと、誰かと比べて励ましたつもりにならないでください。そんなこと親や先生に言われなくても、子どもは自分の記録と友だちの記録とこっそり比べて、心の中でその現実と折り合いをつけています。 子どもは「現実をわからせる」ことよりも「自分の可能性に希望を持つ」ことでぐんぐん伸びていきます。 【文責:阪口】 |
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