がんばる先生支援 《新潟県中越地震》 視察2004年10月23日に発生した新潟中越地震の様子、復興に向けた取組、現地の方の生の声を伺いに訪れました。 今回、官民一体となって住民の方の復興を支援する、住民主体の町づくりのサポートをしていらっしゃる《公益財団法人 山の暮らし再生機構:LIMO》の皆さんにバックアップしていただきました。 地震発生の概要や活動内容をお聞きした後、被害の大きかった山古志地区を訪れました。震災から11年経っていましたが、山の中で起きた直下型地震で崖崩れが起き道路が分断され、約2000人の住民が隔離されたそうです。 全村避難を余儀なくされた住民の皆さんは避難所生活を送りましたが、やはりこの村に戻りたいと帰ってきて村の復興を行ったそうです。 「不便は決して不幸ではない。」豪雪地帯であるこの地域では、それぞれの集落が家族のように寄り添い支え合って、『人』を大切にされていました。 さまざまな情報が飛び交い、交通の便がよい大阪に暮らしている私たちにとって「人の大切さ」「人とのかかわりの大切さ」についてもう一度考えさせていただく機会になりました。初対面にも関わらず温かい皆さんばかりで、本当に心が動かされました。 2日目は、日本一長い川である信濃川が流れる川口地区をおとずれ町の復興に向けて取り組んでいる活動、住民の皆さんの絆を学ばせていただきました。 最後に長岡駅の近くにある《きおくみらい長岡震災アーカイブセンター》をご案内していただき、今回のまとめをしていただきました。 鶴見橋中学校の人権防災教育は今年度で5年目になりましたが、これまで学んできた阪神淡路大震災、東日本大震災とはまた違う新たな学び・気づきをたくさん受けました。 今回の学びを今後の教育活動に生かしていきたいと思います。 新潟県長岡市の皆さん、本当にありがとうございました。 |
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