『第3回 防災教育推進連絡協議会』今回訪れた黒潮町は、南海トラフ地震の被害想定で日本一高い34.4メートルの津波を突き付けられた場所です。町中にあきらめが広がる一方、町の役所や学校が一丸となって防災に取り組んでいる素晴らしい取組を聞き、現場視察を通して前向きに進む勇気をもらい、これからの「防災教育」の在り方を模索する有意義な協議会となりました。 高知や和歌山、石川、三重などの沿岸部で起こりうる災害に備えるための取組を続けてこられた学校の中で、大阪市にある鶴見橋中学校の人権防災教育の柱である「いのち・つながりを大切にする」というメッセージ、生徒の頑張っている姿や思いを届けることができ、多くの真剣な先生方と新しいつながりを持つことのできる貴重な時間になりました。 「災害が怖い、災害から逃げる」というマイナス思考から「地域を好きになり、災害に立ち向かう、災害から地域を守る」というプラス思考に転換していくための防災教育の必要性を実感し、今後も様々な切り口、角度から子ども達が主体的に明るく取り組める活動を展開しようと決意することができました。 あたたかく受け入れてくださった黒潮町の方々、参加者の先生方、そしてお招きいただいた群馬大学の皆様にこの場をお借りして御礼を伝えさせていただきます。 |
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