東北視察(その5)本日のテーマは「つながり」です。 宿泊先の宝来館で、朝食後ロビーで女将さんに語り部をしていただきました。 実は昨年、この旅館に宿泊した際に、女将さんのお話を撮影させていただき、映像を編集したものを今年の3月の避難訓練前に全校生徒に紹介しました。 「1000年に一度の経験をしたみなさん。何かの縁でこの時代に生まれました。同じ世代の仲間として、ここの子どもたちと一緒に世界を助けられる人間になりましょう」 とにかく熱くそして前向きなメッセージをいただきました。その作成したDVDをお礼としてお渡ししたところ、すぐに映像を流してくださいました。 岡山県から来られていた中学校の生徒の皆さんや、宿泊されていた皆さん、そしてご本人の前でその映像を流していただきました。 お礼を込めてのはずが逆に感謝していただき、心から喜んでいただきました。 「このような取り組み、そして私たちのことを忘れず、語り継いでいただいているみなさんに、本当にこちらが感動をいただきました。」 と身に余るメッセージをいただきました。 「2019年に釜石でラグビーのワールドカップを実現したい。その事で世界中から私たちの町に訪れてほしい。だからその時はみなさんも一緒に手伝ってください。」 一点の曇りもない女将さんの言葉に、参加された全員心を揺さぶられました。終了後参加されていた岡山県の中学生とも言葉を交わし、またひとつ「つながり」が増えました。 たったひとつの旅館からどんどんつながりが増え、日本中、そして世界中に女将さんの思いが広まっていく。そんな夢のような話が現実になっていくと感じました。 昨年はこちらが一方的に教えていただいただけでしたが、今回は感謝をいただいたことで、少しでも恩返し出来たようなら幸いです。 その後宝来館を後にし、釜石駅前にある「復興の鐘」に行き祈りを捧げました。 午後からは宮城県に戻り、16m以上の津波を観測した女川町地域医療センター周辺、女川中学校の生徒さんの活動で建てられた「いのちの石碑」を訪れ、東北を後にしました。 たった3日間でしたが、防災だけでなく鶴見橋中学校が大切にしている「命の大切さ」「人と人のつながり」「日常の見直し」について、何年分も学ばせていただいたような気がします。 今回移動中をはじめ、2日間の宿泊先で夜遅くまで教職員・生徒関係なく、全員が一つになって今回の学び、鶴見橋中学校の未来について語り合いました。 また今日から2学期が始まります。この3日間でいただいた貴重な「時間」を必ず学校・地域のみなさんに返していきたいです。 最後になりましたが、この3日間を企画・応援していただいたみなさん、東北でたくさんの出会い・学びをいただいたみなさん、本当に本当にありがとうございました。 2学期からも何事にも「全力投球」で頑張っていきます!! |
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