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子防プロ 大阪北部地震復興ボランティア隊

6月18日の朝に発生した大きな地震は、大阪北部で最大震度6弱を記録しました。
私たちの過ごす西成区でも、大きな揺れで家屋にヒビが入ったり、棚の物が落ちてきたりといくつかの被害がありました。環状線が止まり、会社や学校に向かった家族が帰宅困難者になったり、学校が昼までで下校になったり。地震によって当たり前にあった日常が崩れた瞬間でした。
しかし、今なお大阪北部の地域では、当たり前の日常を取り戻せずにいる人たちがいます。日頃から人権防災を学び学習している鶴中の子防プロで少しでも力になることができないかと、ボランティア部隊を結成し、茨木市へと向かうことになりました。

茨木市に到着すると、青いビニールシートを屋根にかぶせた家が多くみられました。住宅の鑑定士の方ともすれ違いました。ボランティアセンターにつくと、すでにたくさんの方が集まっていました。遠くは東北から来られた方もいて「東日本大震災では自分たち東北の人間が世話になった。だから、恩返しに来た」と教えてくれました。

いろいろな立場、いろいろな技能を持つ人たちの中で、私たち鶴見橋中学校の子防プロメンバーは「情報を発信する」という仕事をまかされました。役所から、地域からの情報をまとめたプリントを折りこみ、地域に届けることをさせてもらいました。一軒一軒、まわってポストにお知らせを入れる…35度を超える夏日に、かなりきびしい仕事でしたが、午前と午後をあわせて1000軒以上の家をまわることができました。途中、ボランティアの人を助けるために来てくれた茨木市蕎麦クラブの方から出来立ての蕎麦をふるまっていただきました。助けにいったはずの自分たちが助けてもらう、助け合いのつながりを感じた瞬間でした。

大阪北部の地震は、まだまだ多くの傷跡を残しています。私たちにできることをこれからも考えていきたいと思います。また、災害に備えてできることを改めて考える機会にもなったと思います。水や非常食の貯蓄、家具の転倒防止などをもう一度点検しましょう。

暖かいごはんが食べられること、涼しい冷房の効いた教室で過ごせること、家族や友だちと会えること、これら全てが「当たり前の環境」だと思わずに、「素晴らしい環境」だと思って、毎日を大切にすごしていきましょう。

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