「6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます」6年生のいない講堂に、4年生の声が響き渡ります。 3月20日、6年生が矢田東小学校を卒業します。その式には、在校生代表として5年生が出席し、4年生は卒業式に出ることはできません。そこで、『卒業生を送る会』で、今までお世話になったことへの感謝の気持ちを伝えます。学習参観でお家の方に見てもらったものをアレンジしたり、新たに加えたりして、みんなで集中して呼びかけと手話歌に取り組みました。 明日が本番になります。これまで練習してきたことを精一杯発揮し、6年生に自分たちの気持ちを伝え、感動的な『卒業生を送る会』にしてほしいと思います。 「大人になるまであと10年」
チャイムが鳴ると同時に始まった『2分の1成人式』。子ども達のスイッチが入り、一人一人の表情が引き締まりました。
司会者のあいさつの後、「チキチキバンバン」の合奏をしました。練習を始めたころは、リズムがそろわずばらばらでしたが、本番に向けてがんばって練習した結果、今まで合奏した中で一番の出来となりました。 その後、「将来つきたい仕事or理想の大人像」をテーマに、30秒発表をしました。「○△な仕事がしたい。」「優しい大人になりたい。「人から信頼される大人になりたい。」など、将来に向けての決意を一人一人が胸を張って述べました。 群読「2分の1成人式」とその中で歌った「みんながみんな英雄」、「10才のありがとう」では、セリフや歌詞、手話を覚えるのが大変でしたが、みんなで力を合わせ、息をそろえて元気よく発表しました。 『2分の1成人式』が終わると、子ども達の表情は、さわやかで自信に満ちあふれていました。式が始まってたった40分ほどしかたっていないのに、式の前よりも一回り大きくなったように感じました。 子ども達は、今10才。今だからできる『2分の1成人式』を見ていただきました。あと10年すれば20才になり、成人式を迎えます。その時、どのような大人になっているか、今から楽しみです。 学習参観に向けて
今週の金曜日、今年度最後の学習参観があります。子ども達は、その参観に向けて、手話に、歌に、合奏に、呼びかけに、30秒発表に取り組んでいます。参観の内容は、子ども達からお家の方に渡された招待状をご覧になっておわかりかと思いますが、10歳の今だからこそできる発表、つまり、『2分の1成人式』です。
その練習の様子を写真でお伝えしたいところですが、当日までお楽しみにしてください。盛りだくさんの内容ですが、子ども達は4年生での1年間、そして、これまでの10年間の成長と大切に育ててもらった感謝の気持ちを伝えようと張り切っています。ご多用とは思いますが、『2分の1成人式』での子ども達の晴れの姿をぜひ見に来ていただきたいと思います。 細かなところまで集中して、黙々とまず、彫る部分の輪郭を三角刀で彫り、その後、丸刀で広い部分を彫っていきます。力の入れ具合を誤ったり、少しでも気を緩めたりしてしまうと、彫刻刀が走ってしまい、彫ってはいけないところまで彫ってしまいます。ですから、集中力が必要です。子供たちを見ていると、息をするのも忘れたかのように板を見つめ、黙々と彫っていました。 子供たちって、やっぱりすごい!はじめは担任が前に立ち、音楽を流さずにゆっくりと歌詞と手話を合わせながら進めていきました。それを何度か繰り返した後、音楽を流して練習しました。流れ出した音楽を聴いてびっくり。音楽なしで練習していた時と比べてかなり速い。大丈夫かな? その時、子供たちってすごいな!と思いました。曲の速さについてきていました。もちろん練習をしてまだ間がないので間違うところもあります。でも、あきらめることなく、必死に手話を続けて手話歌の完成を目指してがんばっていました。 子供たちの呑み込みに早さに驚き、素晴らしさ、たくましさを感じずにはいられない音楽の授業でした。 |