きょうのきゅうしょく丼(どんぶり)は、ごはんや麺を入れる深い器のことです。江戸時代に、一杯盛り切りの飲食物を出す店を「慳貪屋(けんどんや)」といい、そこで使う鉢が「慳貪振り鉢(けんどんぶりばち)」と呼ばれていたことから、それが略され「どんぶり鉢」になったといわれます。 慳貪(けんどん)とは「ケチで欲深い」とあまりよいイメージの言葉ではないですが、手早く食べられて便利な庶民のどんぶり物として、あっという間に広まっていきました。 カツ丼、牛丼、親子丼、他人丼(開化丼)、きつね丼(衣笠丼)、木の葉丼、玉子丼、天丼、海鮮丼など、今ではいろいろなどんぶり物がありますね。 きょうのきゅうしょく
12月3日(金)、今日の給食は「とうふハンバーグ・カリフラワーのスープ煮・スライスチーズ・黒糖パン・牛乳」です。
カリフラワーは、花の蕾(つぼみ)の部分を食べる野菜です。日本には、明治時代初期に伝わりました。カリフラワーとは「カンランの花」という意味です。カンランの蕾は紀元前540年頃から食べられていたそうです。カンランからブロッコリーへ、そしてさらに改良されたのがカリフラワーです。キャベツの仲間で、旬は冬です。 きょうのきゅうしょくだいこんは、部位によって味と肉質がちがってきます。その特徴を生かして料理に使っていただければと思います。 葉に近い部分:甘みが強くかたいので、生のまま千切りや薄切りなどにして食べやすくして。 中央部:甘みが強くやわらかいので、だいこんそのものを味わう料理に。 下部:辛味が強く筋が多いので、すりおろしたり、細かく切って。 ちなみに、加熱しないので給食には登場しませんが、だいこんの上部を太めの千切りにして、かつおぶしとしょうゆをかけていただくのがおすすめです。 きょうのきゅうしょく
12月1日(水)、今日の給食は「さけのマリネ・肉だんごと麦のスープ・プチトマト・黒糖パン・牛乳」です。
マリネとは、肉・魚(スモークサーモン、ニシンなど)・野菜(たまねぎなど)などを漬け汁に浸す調理法、またその料理を言います。「マリナード(仏)」、「マリネ―ド(英)」とも呼ばれます。 日本の「南蛮漬け」やスペインの「エスカベッシュ」、中南米の「セビチェ」などもマリネのひとつです。 きょうのきゅうしょく千草焼きは、溶き卵に細かく刻んだ材料(鶏肉、しいたけ、にんじん、たけのこなど)を入れて焼き上げた料理です。 千草焼きの「千草」とは種類が多いことを意味する言葉で、「千種」とも書きます。 今日の千草焼きのほかに、「千草汁」や「千草蒸し」などもあります。 |
|