今週の月曜講話教頭先生の月曜講話
7年前の昨日3月11日、東北地方を中心に大きな地震がありました。東日本大震災です。
そのころ、教頭先生は別の小学校に勤めていました。地震があったちょうどその時は、卒業式の練習で、6年生が雛壇に立って呼びかけの練習をしていました。指導していた先生方が「すぐに雛壇から降りなさい」と言っていたのを覚えています。また、1階のプールの近くに2mほどの壁がありましたが、地震の揺れでプールの水が「ザブーン」とその壁を越えて外の道路にあふれていたのも覚えています。 地震やその後に発生した大津波で家や建物が呑み込まれて、大勢の人が亡くなりました。昨日のテレビには、残された人々が震災の被害に立ち向かい、『生き残った自分たちはこんなふうにがんばっているよ』という映像がたくさん放送されていました。 でも、頑張っている人の中にも、この7年間に、先生が知らないいろいろな悲しみや苦しみを経験し乗り越えてきたのだと思います。つらいことを一人で抱え込まず、周りの人たちと助け、支え合って、一歩ずつ前に向かって立ち直ってきたのだと思います。 今、みなさんは命の危険にさらされるということはないかもしれません。けれども、友だちが悲しんだり苦しんだりしていたら、『どうしたの?』『いっしょに何かやろうか』と声をかけ、元気づけてあげてほしいと思います。そんなふうに友だちを支える人になってほしいと思います。特に6年生は、中学校に進学すると違う小学校の友だちと出会うことになります。すぐに知らない人と友だちになるのは難しいことですし、困ったときに頼りになるのは、やはり6年間、共に過ごしてきた聖賢小学校の仲間だと思います。 残り少ない小学校生活ですが、これからも友だちを大切に過ごしてください。 南校舎外壁塗装工事完了3月の花2A先生の月紅講話
今日は、A先生の月曜講話の日です。
みなさんは『山笑う』という言葉を聞いたことがありますか?「エー!山が笑うってどういうこと?」「山が笑うわけないやん…」って思ったことでしょう。 『山笑う』というのは俳句に使われる春の季語です。 少し暖かくなってくると、冬に落ち葉を落とした木たちの芽がほっと膨らみ始め、山全体がちょっぴり薄ピンクっぽくなり、山がくすくす喜んでいるみたいに見える様子をあらわした言葉です。(春が来たよ〜)ってうれしそうな気分を表現する言葉です。 みなさんも暖かくなってきて、ちょっとお出かけしたときに山があれば見てみましょう。一日一日、春が近づいてきます。 私たちも暖かくなると、何かやってみたくなりますね。みなさんの顔も寒い冬の顔から、何だかほっこりうれしそうです。いろいろ、やってみてくださいね。 最後に一句、「ゆっくりと のびをしてみる 山笑う」 |