6年・キャリア教育〜食を伝える仕事ベトナムに行ったことをきっかけに、アジア各国の料理に魅せられ、現地で勉強した料理をそのまま日本で出すお店を開いています。 「ついこの間まで、2週間ぐらいベトナムとタイとカンボジアに行ってきたのよ」 と、日に焼けた腕を見せてくれました。 まずはタイのスイーツ「白玉団子のココナツミルク煮」を、みんなで作りました。 「白玉団子はアジア各地にあるけれど、タイのものは特別小さく作ります。タイは王様の国だから、上品に食べることがいいとされています。大きな口を開けて食べるのは、はしたないと考えるので、小さく作ります。」 みんなで、紫芋・カボチャ・いちごシロップで色づけた白玉団子を、小さく丸めて作りました。ココナツミルクには、砂糖をたっぷり入れます。 「タイの料理は辛い物が多いので、デザートはとっても甘いんです。」 ベトナムのいい香りのお茶と一緒に、いただきました。 食べながら、おぐしさんの仕事の話を聞きます。飲食店は、10店オープンすれば3年後には1〜2店舗しか残らない。 つらい仕事だけれど、お金を払ってくれるお客さんに「おいしかった、ありがとう」と言われる仕事。おいしい食べ物は、人を幸せにする……自分たちで作った物を食べながら聞くお話は、自然に子ども達の気持ちに入っていくようでした。 家族を守るために仕事をがんばったこと、そのことで子どもに寂しい思いをさせたことなど、「働く親の気持ち」も伝えてくれました。感想の中に、「家族を大切にしようと思った」という言葉があり、おぐしさんの思いが伝わったのだなと感じました。 〔担当・校長〕 |
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