私の趣味の一つに「オーディオ」があります。好きな音楽をよりよい音で聴こうと自分でいろいろと工夫するというものです。そして、今一番夢中になっているのが、アナログレコード(LPレコード)で音楽を聴くことです。なぜかというと、CDよりも音がよいからです。「えっ?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、少なくとも私には今そう感じられるのです。
CDが世界で初めて発売されたのが1982年。誰もが「これでアナログレコードは、なくなってしまう。」と思ったことでしょう。しかし、それは30年以上経った現在も残り、今若者のファンも増えてきているそうです。iPhoneやiPadを世に送り出したAPPLE社の元CEO故スティーブ・ジョブズ氏は、自宅に帰るとアナログレコードを楽しんでいたという話を聞いたことがあります。
オーディオに限らず、新技術を搭載した製品がどんどん生み出されていますが、新しい製品が常に人々を心地よくするかどうかは、わからない面があります。我々は、ややもすれば新しい技術が旧来の技術よりも常に上回っていると考えがちですが、すべてがそうとは言えない場合やその逆もあることを知っておく必要があるのかなと考えるこの頃です。