2年生 道徳科研究授業「研究授業をふりかえって」(3)その後、グループに分かれて今回の研究授業で得られた成果や、課題を改善するためのアイデアを話し合いました。 「3人の気持ちを問うのは難しかった。残されたりすの気持ちに絞って発問してはどうか。」や、「役割演技をしたタイミングで、見ている児童に心情円盤を使わせてはどうか。」など。児童の考えを深めるための発問や教具の使い方の工夫について、各グループからいろいろな意見が出されました。 2年生 道徳科研究授業「仲間はずれにしないで なかよくしよう」(2)また、心情円盤を使って「りすさんを残して島で遊んでいるときの気持ち」と、「りすさんをさそって島へ一緒に渡るときの気持ち」を、色の違いで表現しました。「楽しくない」気持ちを青色で、「楽しい」気持ちを赤色で視覚的に表すことで、児童同士の話し合いのきっかけとなったり、考えを深めたりする手立てとすることができました。 2年生 道徳科研究授業「仲間はずれにしないで なかよくしよう」(1)今年度、十三小学校では研究テーマを「自他を大切にする子どもの育成 ―主体的・対話的で深い学びをめざした道徳科の授業づくり―」と設定し、道徳科の2年目の研究に取り組みます。 一年次の研究となった昨年度には全学年で研究授業を行い、道徳科の学習指導の基本の確認や、道徳的価値(道徳の内容)の違いについて理解を深めることができるなど、多くの成果をあげることができました。また、中心発問や話し合い活動にはさらなる工夫がいるといった課題も見えてきました。二年次となる今年度は、一年次で見えてきた成果と課題をもとにしてさらに研究を深め、11月に本校で開催される『近畿小学校道徳教育研究大会(大阪大会)』での公開授業へとつなげていきたいと考えています。 今年度の研究授業の1回目は2年生で、「およげない りすさん」という教材を使って行いましや。あひるとかめと白鳥が、池の中の島へ行って遊ぶ相談をしていました。そこへ、りすがやって来て、「ぼくも一緒に連れて行ってね。」と頼みます。しかし、あひるとかめと白鳥は「りすさんは、泳げないからだめ。」と断って、りすを残して島へ泳いで行ってしまいます。島に着いたみんなはりすのことが気がかりで、楽しく遊べませんでした。次の日、みんなは昨日のことをりすに誤り、りすをかめの背中に乗せて島に渡って遊びました。 2年生 学習参観・道徳科「気持ちを色で表してみると」2年生の子ども達が学習参観の道徳科で読んだのは、有名なイソップ童話の『金のおの』です。ある日、木こりが大切な斧を泉に落としてしまいます。すると泉の中から神様があらわれて、木こりに「落としたのは金の斧か、銀の斧か」とたずねます。 「大切な斧を落としてしまったときの木こりの気持ちを表してみましょう。」と担任の先生が言うと、2年生の子ども達はさっと赤い円と青い円を出しました。2つの円には切れ込みが入っていて、組み合わせると赤と青の面性が変わるようになっています。 嬉しいや楽しいといったプラスの感情は赤色で、悲しいや不安といったマイナスの感情は青色で。登場人物の心情を円グラフで表すことで、場面による気持ちの移り変わりや成長を読み取る手立てとなります。 2年生 いじめ(いのち)について考える日 「三びきは ともだち」2年生は道徳科の授業で、『三びきは ともだち』という教材を使って学習をしました。 『三びきは ともだち』は、ぴょんたとわんたとぽんきちの三匹で相撲を取って遊んでいるときに、ぽんきちとわんたが花壇を壊してしまうお話です。花壇の世話をしているくまおじさんに「花壇を壊したのは誰だ。」と聞かれた主人公のぴょんたは、ぽんきちのことだけを言い、「わんたさんのことは言わないからね。友達だもの。」とわんたのことは黙っておくことにしました。しかし、わんたは悲しい顔をしてくまおじさんのところへ謝りに行きます。ぴょんたはわんたの後ろ姿をじっと見つめた後、大急ぎでみんなのところへ走って行きます。 ぴょんたがみんなのところへ走って行ったときの気持ちについて考え、好き嫌いでとった主人公の言動が過ちであることに気付き、正しい判断や誰に対しても同じように接することの大切さについて考えます。2年生の子ども達は授業で考えたこととして、「怒られたくないけど、正直にした方がいいと思う。」や「友達だからといって悪いことを隠すのは良くない。」など、公正は態度について考えたことを発表しました。 |