4年生 道徳科「どんな心を大切にするとよいだろう」(1)4年生の学級で今年度の最後になる、道徳科の研究授業を行いました。今回の教材は300年ほど前に大和川の付け替え工事に携わった中 甚兵衛さんが登場する、『にぎりしめた いね』というお話です。自分達の生活を守ろうとする村人達は、洪水を防ぐために村の真ん中に川を通してほしいという甚兵衛さんと役人の話に猛反対して拒絶します。主人公の私は大雨の後、洪水にあった村の被害を見て、泥だらけで米粒も黒くなった稲をにぎりしめて考えます。 担任の先生が子ども達に、「自分と違った意見を聞くとき、どんな心を大切にすると良いでしょう。」と問いかけます。授業の始め、村人の立場になると川の付け替え工事には賛成できないと思っていた子ども達も、先生が黒く汚れた稲を見せると洪水の被害にあった人たちの思いについて考えられるようになりました。 グループになっての話し合い活動では、一人ずつの意見を発表し考えを深めました。授業のまとめでは、「相手の意見を否定しない心が大切だと思います。」や「相手と話をする優しい心をもった方がいいと思います。」など、今回の教材の主価値にせまる意見が子ども達から発表されました。 |
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