近畿小学校道徳教育研究大会・大阪市大会(5)「5年生の公開授業」広島の地に生きるくすのきは、原子爆弾が落とされた8月6日のことを回想して、「いいな、いいな、母さんの歌は…。」と語ります。あの日、一人の女学生がくすのきの下で、迷子のぼうやを抱き続けます。その女学生は、母親を呼び続けるぼうやを放っておくことができず、一晩中そのぼうやのために子守唄を歌ってあげていました。くすのきは無私の愛情をそそぐ女学生の清らかな心に感動をしたのでした。 5年生の子ども達は、ぼうやに子守唄を歌う女学生の姿の崇高さに、心を動かされたくすのきの気持ちを読み取りました。また、これまでの体験をふりかえり、人の心の崇高さやひたむきに頑張る姿に感動することの良さについて考えました。 |