５年生の机の上には、配られた分厚い夏休みの課題が置いてあります。そして、担任の先生が一人ずつ呼んで、１学期の通知表を手渡していました。

７月１７日（水）
　e-ネットキャラバンさんから講師の方をお招きし、５年生と６年生の児童に『e-net安心・安全講座』をしていただきました。もうすぐ始まる夏休みには子ども達がスマホやタブレット（パソコン）、ゲーム機などを使う時間も増えることでしょう。子ども達が事件や事故にあうことがないように、インターネットを使う時に気を付けることを指導していただきます。
　５年生ではインターネットにつながったゲームをしている児童が多くいました。「ゲーム機やスマホでオンラインゲームをしていると、アイテムが欲しくて課金をしてしまい高額の請求をされることがあります。また、ゲームで知り合った人に誘い出されて怖い目にあう事件もあります。」と、講師の先生が具体的な例をあげてお話をしてくださいます。
　また、その他にもＳＮＳに投稿した写真から住所が知られてしまったり、軽い気持ちで投稿したイタズラ動画がいつまでも消せなくなることなど、個人情報を守ることの対颯佐についても教えていただきました。

７月１７日（水）
　今年度もＮＰОプールボランティアから講師の方をお招きし、「落水時における浮き方体験学習」の指導をしていただきました。
　準備運動と水慣れをし、さっそく家から持ってきた衣服を着たり、クツをはいたりして集まります。講師の先生が落水した様子を演じて見せてくれると、意外にも衣服の中に空気が入って膨らんでおり、スニーカーも水面に浮かんでいます。
　水に落ちた時に慌てて暴れてしまうと、服のすき間から空気が抜けて浮力を失ってしまうことや、服が身体にまとわりついて体力を消耗することを教えていただきました。また、ペットボトルやバケツ、またビニール袋に空気を入れて浮き具につる手本も見せていただきました。

　「お友達や先輩から悪いことをしようと誘われたら、どうしますか？」
　梅田少年サポートセンターの講師の方が、５年生の子ども達に語りかけます。

　「そんな時は、お父さんやお母さん、あなたの周りの人達のことを考えて悲しむ様子を思い浮かべてください。そして、断る勇気を持ってください」。子ども達が事件や犯罪に巻き込まれないための、大切で心強いアドバイスをいただきました。

　大阪市では毎年、小学生や中学生が万引きで補導される事案が多いそうです。『非行防止教室』の後半は、ピース君という男の子がマンガが欲しいという誘惑に悩む劇を、ペープサートで見せていただきました。
　ピース君はとっても欲しいマンガを前にして、心の中で悪魔が誘惑したり、天使がアドバイスをしたりします。しかし、ピース君は悪魔の言葉を聞いて、マンガを万引きしてしまうのでした。
　万引きされて困っているお店の人の話、おまわりさんからの注意、そして悲しむお母さんの声とお父さんの声。ピース君は軽い気持ちで万引きをしたことを後悔しました。

　「ピース君はマンガが欲しかったけれど、どうしたら良かったと思いますか？」と講師の先生が尋ねると、子ども達は「天使の声を聞いたら良かった。」と答えていました。