大阪市立矢田西小学校 めざす子ども像  〜 がんばる子 ともに生きる子 かがやく子 〜

8.30 児童朝会

☆ 校長先生のお話

「人間の可能性を感じて」

8月24日に東京パラリンピックが開幕しました。パラリンピックは、大会を通じ、違いを認め合う共生社会の実現を目指しています。
パラリンピックに今回で4度目の出場となる木村敬一という選手がいます。木村選手は日本の競泳のエースで、金メダルの獲得と世界新記録の更新を目指しています。今日は毎日小学生新聞に紹介されていた木村選手の「人間の可能性を感じて」というインタビュー記事を紹介したいと思います。
「ぼくの場合は目が見えないので、まっすぐ泳げないし、コースロープにぶつかることもあるけれど、そこで減速しないでどう泳いでいくか、工夫やトレーニングを重ねています。体の何かの機能がなかったとしても、『人間はこんな領域までいけるんだ』という、無限の可能性をパラリンピックは秘めています。『人間ってすごいな』ということ、知恵と可能性を感じとってほしいです。」と話します。木村選手はパラリンピック開催という機会をへて社会が少しずつ変わることを期待しています。「障がいのある人たちが同じ時を生きているということを知ってもらう機会になれば、距離は自然に縮まっていくと思います。差別は知らないからこそ起こるものであって、おたがいにおたがいのことを知り合えば、その距離は勝手に縮まっていくと思うので、われわれの存在をしっかりと知ってもらうことが全ての始まりだと思っています」
皆さんは今日紹介した木村選手のインタビューを聞いてどう感じましたか?人間の可能性を感じてほしいという思いや、パラリンピックの開催をきっかけに社会が少しずつ変わってほしいという願いがしっかり伝わってきましたね。
今日のインタビューやテレビなどで選手のがんばりを見ることを通して、「違いを認め合う」とはどう意味で、共に生きる社会とはどんな社会なのかについて、皆さんもぜひ考えてみてください。
今週は、暑い日が続く予定です。新型コロナウイルスへの対策と合わせて、水分補給をしっかりするなど熱中症への対策もしっかり行ってください。

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