5月8日(月)、今日の児童朝会は、校長先生から
「いじめについて考える日」のお話でした。昨年8月「子ども市会」で、小学生から市長に提案があり、今年度からこの日が設立されました。
どのようなことや行動が「いじめ」になるのか考えました。人間には「こころ」があるからいじめはなくすことができる。「自分がいじめになるようなことはしない。いじめられている人を見かけたらいじめられないようにみんなで守る」ということを約束してほしいというお話でした。そして、最後に
「たった さんびきだけの いけ」(ストーリー参照)という絵本の話をしてもらいました。
そのあと、児童会から今年度の目標
「助け合いきずな深めて 笑顔かがやく ハッピーな中浜小学校」の発表があり、全員が体育館の後ろのギャラリーを振り返りました。
ストーリー
「たった さんびきだけの いけ」 絵と文:宇治 勲
森の湖の近くに、小さな池がありました。その池にはカメとさかなとおたまじゃくしの3匹がすんでいました。自由に水からあがってひなたぼっこのできるカメをうらやんで、おたまじゃくしは嫌がるさかなを誘い、カメを仲間はずれにしていました。
ところがある日、おたまじゃくしはしっぽの辺りから足がはえ、カエルの姿に変わったのです。水からあがれるようになったおたまじゃくしは、今度はカメを誘って、一生、水から出られないさかなを仲間はずれにしました。
やがて夏の日照りがつづき、池の水が干上がったため、カエルはカメと池の近くにある湖に移る相談をしました。しかし、さかなを見殺しにしてはいけないことに気づき、カエルはカメと力を合わせ、さかなを救うために、池の近くにある湖に向かって、かたい土を掘り始めました。「池と湖がつながれば、湖の水が池に流れてくるはずだ」と言って、トンネルを掘り続けました。
トンネルが湖まで通じると、池に水がどっと流れ込み、干上がっていた池は元どおりになりました。死にかけていたさかなも元気になり、仲直りした3匹は、今までどおりこの小さな池で暮らしていこうと決めました。
※絵本は、2階ミニ図書館の「いじめについて考えるコーナー」に置いています。