今週の校長講話 「明日から3月」3月という響きを聞くだけで、なんとなく春が近づいてきたような気がしませんか。 中庭の池のそばに、小さな白い花がたくさん咲いている木があるのを知っていますか。 何の木でしょう。 答えは梅(白梅)の木です。 梅は、別名「春告げ草」と言います。 春が近づくと最初に咲き始めるのでそう呼ばれているのですね。 日本では、「花は桜」と言うように、花見をするのはもっぱら桜ですが、ずっと昔、花と言えば、梅の花を指していたのだそうです。 梅は満開の時期を迎えていますが、同じ中庭には隣に桜の木があります。 こちらの枝の先を見てみると、花どころか、マッチ棒の先っぽのように、堅くて茶色い小さなつぼみしか見ることができません。 今年の大阪での桜の開花予想が3月28日ごろですから、花が咲くのには、まだ1ヶ月あるのですね。 では、桜は今眠っているのかと言うと、そうではないのです。 その茶色いつぼみを半分に切って見ると、中には鮮やかな薄緑色の花芽を見ることができるのです。 あの茶色いつぼみの中では、1ヶ月後の開花に向けて、もう準備が始まっているのですね。 そして、それが日増しに色を変えて、赤みを増していくのです。 もう少しして、桜の木を少し離れてみると、枝の先がどんどん赤く色づいていくのに気がつくと思います。 私たちが感じているよりも、意外と春はそこまで来ているのかもしれませんね。 皆さんの身の回りの様子で、春に近づいてきたなぁと思うようなものを探してみてください。 きっとたくさん見つかると思いますよ。 |
|