今週の校長講話 「いつも、ありがとうございます」
今日から「校内美化週間」です。
毎日の清掃でも、いつもより丁寧に掃除してくれる人が増えてくれるとうれしいです。 とりわけ、6年生にとっては、6年間過ごした学び舎とのお別れです。 心を込めて、きれいにしてあげてください。 でも、みなさんが、学校を美しくできるのは、掃除をていねいにするだけでしょうか。 たとえば、運動場から校舎に入る時に靴についた土をしっかり落とすだけでも、廊下や階段はふだんよりもきれいになりますよね。 また、給食の時におかずをこぼさないように気をつけて運ぶだけでも、効果はあるのではないでしょうか。 汚したところをきれいにするだけではなく、汚さないように使うということも学校を美しくすることにつながるのです。 ところで、みなさんは、駅やお店のトイレなどに、よく「いつもきれいに使っていただいて、ありがとうございます。」と張り紙がされているのを見た事がありませんか。 なぜこうした言い方をするのでしょうか。 調べてみると、命令口調やお願いの言葉よりも、感謝の気持ちを表した方が、みんないうことをよく聞いてくれるからなのだそうです。 確かに「○○するな。」と言われるよりも、「してくれてありがとう。」と言われる方が、言われて気持ちがよいですよね。 でも、使っている人はどうでしょう。 「使わせてくれてありがとうございます。」という気持ちを持っているでしょうか。 トイレだけではなく、みなさんが当たり前のように使っている学校中のすべての場所や物は、いろいろな人の関わりがあってはじめて使えるようになっているのです。 ですから、今日から始まる校内美化週間では、ぜひ「いつも使わせてくれてありがとうございます。」の気持ちをもって取り組んでほしいなあと思っています。 ※今日の児童朝会では、学校外で優秀な成績をおさめた児童の表彰を行いました。 また、児童朝会に引き続いて、全校児童と教職員で、運動場の石拾いを行いました。 |
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