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今週の校長講話 「5年目の3月11日」

先週の金曜日で、東北の震災から5年がたちました。
5年たったとは言え、未だに避難生活を続けている人がたくさんいます。

先週末は、新聞やテレビで、震災を特集する報道がたくさんありました。
その内容の多くは、地震が起きたこと自体よりも、東北の町が復興していく様子や、その問題点を考えるものが多かったように思えます。

東北地方と言うと、関西に住む私たちからすると、ちょっと遠い所というイメージがありませんか。
しかし、情報の発達によって、遠く離れていてもその様子は身近に感じられるようになりました。
だから、こうして、震災の様子や、復興していく様子も目の前で起きているように知ることができるのですね。
本当にすごいことです。

けれども、その情報をテレビの向こう側で起きている別世界のものとして考えてしまうと、それは、とたんに私たちのそばから離れていってしまいます。
ですから、どんなニュースや情報を知ったのかではなく、それを知って、どう感じたかとか、何を考えたかが大事なんだと思うのです。

この東日本の震災についても、素直に「地震って怖いなあ。」と感じたり、自分がその場にいればどうするだろうと、防災について考えたりする人も多かったでしょう。
校長先生は、震災で亡くなった人たちの事はもちろん、残された人たちの思いがニュースなどで伝えられると、「やっぱり、人は生きている事が何よりも一番なんだ。」と強く感じました。

震災で被害を受けた地域の復興はまだまだ道半ばです。
私たちができることと言えば、厳しい状況の中で、それでも前を向いて歩もうとしている被災された方々に思いを寄せる事くらいしかないかも知れません。
でも、私たちができる事をしていく事こそが、何よりも大切なのではないしょうか。

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