夜間避難所開設訓練 〜地域とともに防災訓練〜続々と地域の人たちが学校に集まって来た。その数340名。 敷津地域では、震災時の避難所開設訓練を平成23年3月13日に行っている。 半年以上前から計画準備してきたものだ。 しかし、奇しくもその2日前が東北大震災だったため、臨場感緊張感いっぱいだった。 本校は、災害時避難所に指定されている。津波避難ビルともなっている。 いざという時に備えて、地域ぐるみで、学校を拠点として、区役所ともタイアップして訓練をしていく必要がある。 そして今回、毎年恒例の盆踊り・納涼祭の替わりに、夜間の防災訓練を行うこととなった。 午後5時から各町会ごとに一時避難所(鴎町公園等)に集まって、安否確認等をおこなってから小学校へ。また、直接、学校へ行く人たちもあり、運動場の受付には長蛇の列。うちわとペットボトルの水を受け取って講堂へ。 オープニングには浪速区の安全安心キャラ「地球戦士ゼロス」が登場。 運動場では、煙体験、放水体験コーナーもあり、子どもたちも真剣そのもの。 大人たちは、車いすを階段でかつぎあげる訓練や、けが人を手当てする訓練もあり。 午後7時には、町会女性部の皆さんが非常用のアルファー米を用意してくださり、缶詰と漬物も配給され、訓練らしい夕食となった。(写真) その後、講堂に集まり、みんなで「花は咲く」を合唱。(写真) ♪花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に 花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう 子どもたちは、青少年指導員の誘導で、夜間学校探検。 校内地図をたよりに、壁に貼られた文字を探しに。 階段以外の電灯はなく、夜の学校は… こわいで〜 文字をならべると、は・な・は・さ・く 最後は、阪神淡路大震災を経験された「人と防災未来センター」の語り部さんのお話 あまりにもリアルで引きつけられた 震災の夜から幕の内弁当が支給されて助かった 翌朝も、昼も、夜も同じ弁当が続く ありがたいけど、欲も出る そして、食べたら出るものは止められない 水がない状態でトイレはてんこもり それを当番制でそうじする そうじするってどうやって? もちろん、素手で! 手ですくってバケツに入れて運んで運動場に穴掘って埋める お互いがみんなのために… それが敷津でいつ起こるかわからない 震災は忘れたころにやってくる 昨日の誤報警報もいい経験になりました ご家族でまた話し合ってみてください 訓練の様子は 翌日(8月4日)の産経新聞朝刊と 難波経済新聞(ネット)に掲載されています 検索してみてください 糸井発 |
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