大阪府下が震度6の揺れにみまわれたという設定でスタートした今回の避難訓練。教頭先生の校内放送で、まず机の下に避難しました。
その後、“揺れはだいぶおさまったものの、余震の危険がある。安全のため、教室から避難する。”ということで、本校にいる児童は運動場へ、分校にいる児童は常盤公園へ移動しました。これまでの訓練では、本校児童も分校児童も全員運動場へ出ていましたが、全児童が二分される形にはなるものの、分校児童は常盤公園を活用した方が安全に速く避難できるのではないかと考え、この形で実施しました。
地震の避難訓練で常盤公園を使うのは今回が初めてです。中庭から公園へつながる非常階段の広さも考えて、3年生は非常階段を使用し、5年生は玄関から外へ出て、道路を通って公園へ出ました。
続いて、“校舎の安全は確認された。大阪市内に津波警報が発令され、津波が来る恐れがあるため、校舎の3階以上に避難する。”ということで、本校・分校の校舎に移動しました。ここで、常盤幼稚園の園児・職員も、常盤小学校へ。防災ずきんをかぶった園児たちは、先生の指示に従って、スムーズに本校3階のなかよし学級に避難してきました。
避難の動きはこれで終了。校長先生から校内放送でお話がありました。
・5日の“大阪880万人訓練”のこと
・東日本大震災のこと
・児童も園児もスムーズに安全に避難できたこと
・全員真剣に訓練に取り組んでいたこと
今回の避難訓練の計画・立案者である、1年2組担任のY先生からもまとめの話があって、今回の避難訓練は終了となりました。
1 地震発生による1次避難:運動場(常盤公園)
2 津波の危険による2次避難:校舎の3階以上
このような2段階の避難訓練を本校で行うようになったのは、2011年3月の東日本大震災発生以降です。近い将来起こるとも言われている巨大地震については、テレビ等でもさかんに報道されています。本校でも、今回の避難訓練を振り返り、児童・教職員の動き・スムーズだったところ・もたついたところ・改善すべきところ等を確認しながら、いざというときに対応できる体制を作っていきたいと考えています。