2月1日 フェリシアがやってきた その1 【3・4年生】3年生が中津駅まで,山本さんとフェリシアを迎えに行きました。 ホームに降りて階段を上りますが,足取りの速さにびっくりしました。階段を上がりきるとみんなとのご対面です。 「おはようございます。今日はよろしくお願いします。」 山本さんから私の立ち位置を教えてもらい,道案内をします。後ろからは3年生のみんなが着いてきます。山本さんとフェリシアの歩く様子をしっかり見てね。 横断歩道で止まるときはフェリシアがしっかりと山本さんの前にはだかるようにしてストップします。 学校に到着しました。山本さんとフェリシアは校長室へ。子どもたちとはいったんここでお別れです。3年生は4年生の待っている講堂へ移動しました。 山本さんとフェリシアが講堂に来られ,3・4年そろって初対面しました。 子どもたちは,「かわいい!!」と,本当に嬉しそうな顔。でも,学級で学習した『盲導犬がハーネスをしているときは仕事中なので,話しかけてはいけない』という約束を守ることができました。 フェリシアは一年前に盲導犬デビューした女の子。山本先生から,あとでふれあいタイムを取る話がありました。子どもたちは先生の顔を見て,(いいの?)と目で合図。先生が(いいよ。)と頷くと,小さな声で「やったあ。」と大喜びでした。 そのあとのクイズタイム Q1 日本で活躍する盲導犬は何頭? 子ども 「100頭です。」 山本さん 「いいえ。その10倍です。」 4年生全員で「1,000頭です。」 Q2 盲導犬になる犬の種類は? 子ども 「ラブラドールレトリバーです。」 山本さん 「正解です。他には,ゴールデンレトリバーとミックスがいます。フェリシアはミックスです。」,「ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーは,おとなしくて,賢くて,人が好きです。だから,盲導犬に適しています。」 Q3 盲導犬が目的地まで連れていってくれると思いますか? 子どもたちは,全員手を挙げない。 山本さん 「そうです。盲導犬が目的地まで連れて行ってくれると思う人もいます。でもそれは間違いで,頭の中で地図を思い描いて盲導犬に指示を出し,目的地まで行きます。」 「盲導犬は目の代わりをするのではありません。目の不自由な人の道案内をするのです。」 山本さんが,スポーツや料理をされる様子をDVDで見せていただきました。 水泳では,ターンが近づくとポンポンと頭に軽く触れて合図を出してくれます。まっすぐ泳ぐ姿に,驚きです!すごい! 卓球やバレーボールは,ボールを転がしネットの下にくぐらせてプレイします。ピン球が動く速さに驚きました。バレーボールは,ブロックの人たちが跳ぶのではなく,ネットの前にしゃがみます。ボールを打つ音が大きく,迫力のあるスポーツでした。 また,料理では点字レシピで作り方を確認してから,調理を始めます。人参を切る様子を見て,子どもたちはハラハラドキドキ。心配そうに見ていました。 「当たったら,手が切れてしまう。危ない!」 「上手に切るなあ。すごい。」 DVDのあとは,子どもたちからの質問タイムです。 Q1 盲導犬の食事は? A 決められた時間に,朝食と夕食をとります。 Q2 盲導犬との関わりで,一番困ったことは? A 今は補助犬に関する法律ができてはいますが,断られる場合もあります。 A 友人と食事をしたいのに,食堂に入れなかったこともあります。 Q3 ハーネスが途中で外れてしまうことは? A 外れたことはありません。でも,壊れてしまったら本当に困ります。 その他にも,たくさんの質問に答えていただきました。山本さん,ありがとうございました。 DVDでも観た卓球を体験しました。 ピンポン玉には音が鳴るように内部に鉄の球が数個入っています。転がすとシャカシャカと音がします。これで球がどこに来るのかがわかります。台の外枠には一部枠を設けていて,球が落ちるのを防いでいます。簡単なルール説明の後は,お手本です。 初めに担任と山本さんがやってみせましたが。この担任はものの見事に2本連続負けしてしまいました。子どもたちから 「よっわあ。」 DVDではもっと素早い動きだったので,手加減してくれたのかもしれないです。そう,本気モードならもっとかっこ悪い様子を見られていたかもしれませんね。 2月1日 フェリシアがやってきた その2 【3・4年生】特製のピンポン球をプレゼントしていただいてみんなも大喜びでした。 長机には,折り紙細工や点字絵本,音が出る電卓や視覚支援のための定規などを並べました。みんな興味深そうにさわっていました。折り紙細工はいただきました。また,みんなで作ってみましょうね。 2月1日 フェリシアがやってきた その3 【3・4年生】ハーネスを外したフェリシアは遊びたくてうずうずしているようです。 こわごわさわっている子が多いようですが,フェリシアはもっと遊んでよと言いたげです。私がマットに寝転がってじゃれに行くとフェリシアも大喜びで顔をべらべら舐めにきます。手を甘噛みしているのを見て子どもたちが大丈夫かと…ハグハグ言いながら遊んできます。 子どもたちも段々遊べるようになってきました。あんまりはしゃいで子どもたちに迷惑をかけちゃいけないと心配されたのか,山本さんがちょっと抑制されます。ごめんねフェリシア,はしゃがせたのは僕のせいだよ。 保護者の方にもさわっていただきました。 楽しかったふれあいタイムが終わり,フェリシアが仕事に戻ります。仕事の合図はハーネスです。山本さんがハーネスを手にすると,フェリシアは自分から首を通しました。子どもたちが素晴らしいことに気が付きました。 「ハーネスをつけたら,フェリシアの表情が変わった!!!」 もっと一緒に過ごしたいですが,山本さんとフェリシアが帰られる時間になりました。今度は,4年生が中津駅まで見送ります。山本さんがフェリシアにどのように指示を出すのか,フェリシアがどのように山本さんを道案内するのかを実際に見せていただきました。 「とてもいい勉強になった。」 「目の不自由な人が大変なことはわかっていたけど,詳しく知ることができました。」 「これからはお手伝いをしたいと思います。」 たくさんのことを学ばせていただきました。 山本さん,フェリシア,本当にありがとうございました。 最後に,山本さんから教えていただいた大切な言葉を二つ載せます。 「何かお手伝いしましょうか?」 と声をかけて,手引きをしてください。 「やればできる!」 この言葉を忘れずに,いろいろなことにチャレンジしてください。 2月1日 いのちのふれあい授業 【5年生】折り紙にあけられた小さな穴を見ようと,紙を天井に向けてかざして見ていました。子どもたちは赤ちゃんの初めの大きさを知ってびっくりしていまた。 おなかの中の赤ちゃんの様子を見せてもらいながら, 「かわいい。」 「小さい。」 など話していました。 「妊婦さんのおなかをさわらせてもらおう」と,そうっと手を出すと,妊婦さんが子どもたちの手をとって,おなかをさわらせてくださいました。 「あたたかいでしょ。」 「ここが頭で,この辺りが足。」 と教えてくださいました。 「動いてる。」 「あったかい。」 と思ったことを話したり,おなかの中の赤ちゃんに声をかけたりして,妊婦さんとのふれ合いができました。 『妊婦体験』では,妊婦ジャケットを着て靴下をはくことを体験しました。おなかが大きくなると靴下をはきにくいことや、おなかの赤ちゃんって意外と重いことが体験できました。 今日の学習で,お話を聞かせてくださったり,ふれ合いの時間をくださった妊婦さんへの感謝の気持ちでいっぱいだった子どもたち。豊崎小いのちのふれ合い授業スタッフのみなさんやおうちの方々への感謝の気持ちもいっぱいになったことでしょう。 2月1日 わたしたちの社会と税 【6年生】子どもたちは,一生懸命話を聞いていました。その後,税理士さんから、税についてお話を聞きました。 どのようなものに税が使われているのか,どのようなものに税金がかかっているのか,なぜ税金があるのかを学びました。 税についてよく考え話を聞き,税について学ぶことができました。 |
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