2月10日 能楽体験(4) その2 【4年生】「よろしくお願いいたします。」 小鼓が並びました。 「鼓が前に来たら,特に姿勢をきっちりしましょう。鼓の前では,常に緊張感をもちます。」 「そして,鼓にも『よろしくおねがいします。』」 さあ,練習開始。今日も頑張るぞ! まずは復習から。 「何の音ですか?」「ポ」 「かけ声は?」「ホゥ」 「そうそう。よく覚えていましたね。」 「鼓を持っているときは,何があっても姿勢をくずしません。」 「瞬きもできるだけしない。気合を入れます。」 「まだまだかけ声が小さい。」 「声をのどから出したらのどが痛くなります。」 「大きく息を吸って,お腹から出します。」 ツ・ホゥ・(鼓)ポ 「いい声が出てきた!」 次の復習は… ツ・ホォ・(鼓)ポ 「指をまちがえないで!」 「かけ声もっと!」 「ヨォは威勢よく。短く言うよ。」 久田先生も力が入ります。 「み つ じ」の練習をしました。 5・7・8で鼓を打ちます。 そして,「高砂」の謡も入れて…。 難しい…。難しい…。 拍を数字で数えると打てますが,謡に合わせると,入り忘れてしまいます…。 「『高砂』は,お祝いの席で謡われる唄です。」 「みなさんも,何か思いを込めて鼓を打ちましょう。」 その後も,「高砂」を何回も練習しました。 みんなの思いを込めて,心ひとつににして演奏しましょう! 2月10日 能楽体験(4) その3 【4年生】このときに,リーダーとなる人を「地頭(じがしら)」と言います。 「みんなをひっぱていく地頭(2列目の中央に座る人)になれるように,がんばってください。」 謡の謡い方で座る位置が決まります。今朝の校長先生の話にあったように,出せる力を充分発揮して取り組んでほしいです。 「正方形の能舞台の中央右側に『地謡座(じうたいざ)』があります。ここでは舞わないようにしましょう。」 「玄象」の座る位置は,「横板」に並んで座ります。 このときも,座る順と帰る順が違います。 「扇子の持ち方,置き方,座り方,立ち方など礼儀作法があります。きちんと覚えてください。」 ○「はい。」で扇子を両手で前に置く。 ○次の「はい。」で,扇子をかまえて左手はグーにする。 ○右膝をついて向きを変える。 など,所作を一つ一つ教わります。 「玄象」を舞うときは,「横板」との結界の線に並びます。今度は一列に並びます。 扇子は両手に持ち,はじめに舞う位置まで歩きます。そして,右膝を下にして,座ります。 「目線は前に!姿勢よく。」 「扇子は見栄えよく,顔の横で広げます。」 一つ一つの動作も,教えていただいたことを頭に入れ,できるようになればいいですね。 舞が終われば,扇子を閉じ,扇子を両手に持ちます。 S字をかくように回って元の位置に戻ります。 「玄象」の仕舞を舞う人が「獅子には文殊やめさるらん」と謡い終わると,扇子を持ちます。 舞が終われば,扇子を置きます。 一人ずつ舞い,「玄像」の謡を謡いながら,扇子を持ったり置いたりする所作も合わせて行いました。 山本先生から, 「14日の日はテストをします。」 「一人ずつ謡を謡ってもらいます。」 「どれぐらい覚えているかをみて,座る位置を決めます。」 「えぇっ!」 子どもたちに動揺の声が…。 「他力本願になってはいけません。」 「みんなしっかり声が出せるようにがんばってください。」 「…。」 「扇子を頭に置いているときはできていても,仕舞を舞うときは下を向いてしまています。」 「必ず左手はグー。小指に力を入れて。」 「座る時も,みんなで揃えたほうがきれいなので,左膝を立てて立とう。」 など,所作についても一つ一つ教えていただき,実際にやってみて確かめます。 覚えることはたくさん。 でも,目線を高く。じっとする。頭を動かさない。行儀よくしている。など能楽だけでなく,普段の生活でも通じるところがたくさんあります。これから高学年として役割を果たしていくべき立場の4年生。この機会に,しっかり身に付けてほしいです。 最後に山本先生から, 「まだあやふやなところがあるので,家でも練習してしっかり覚えましょう。」 「頭にペットボトルを置いて,仕舞を舞う練習もしておきましょう。」 と宿題をいただきました。 発表会まで,もうわずか。頭でイメージするだけでも随分とちがうものですよ。 「みんなが想像しているよりも大きな舞台です。」 「もうちょっとしっかりしよう。」 「舞台の上では別人にならないといけません。」 「人物がちがう。それぐらいにならないと。」 「日頃見ている人とはちがう。と思ってもらえるように。」 と叱咤激励を受けました。 また, 「日本の文化を深く知る機会が与えられているのですよ。」 「舞台で自信がついたなと思えるよう,しっかり取り組んでください。」 ともお話していただきました。 毎回ていねいなご指導ありがとうございます。 2月10日 たこあげ≪生活科≫ 【1年生】2回目なので,だいぶこつがわかってきたのか上手にあげることができました。 今日は,風が強く,しっかり持っていないとたこが飛ばされそうです。しかし,その分よくあがったようです。 今日たこを持ち帰ります。マナーを守ってたこあげを楽しんでください。 2月7日 分数のひき算≪算数≫ 【3年生】普通のひき算と同じように立式はすぐにできます。計算の仕方を考えるために,1dLますや1Lますの図を利用して視覚的に理解していきます。 その後,1/5が3つ分,そこから,1/5が1つ分をひくから,残りは1/5が2つ分,とさらに理解を深めます。 足し算のときと同じように,ひき算でも,「分母はもとのままで分子をひき算する」ことが分かりました。 「えっ,3/5-1/5だから,5ひく5で分母は消えてしまうの?」 と再確認すると, 「分母の5は5等分したという意味だから,ひいてはだめ。」 という返事がすぐにきました。 練習問題をしました。 黒板で算数の問題を解くのが大好きです。問題の数は少ない。誰にあたるのか…「あててほしい光線」が教室中を飛び交います。 最初の子が決まると,後は席順に順番にあてていきます。 「あててほしかったのに…」 ごめんなさい。今度はあてます。 2月7日 能楽体験(3) その1 【4年生】「しっかりと取り組んでください。」 能楽の稽古が始まる前に,山本先生から今日の練習に臨む意気込みについて,子どもたちに話をしてくださいました。 まずは「高砂」の謡をみんなで謡いました。 これはよく覚えてきましたね。 次に「玄象」の謡。こちらの謡は,まだちょっと覚えきれていません…。 歩く練習の稽古をしました。扇子を頭において,歩く練習です。 「前をしっかり見る。」 「両手を手を高くあげて。」 「気合が大切!」 「ぼーっとしない。」 「眼はしゃんとして,すっとして歩く。」 「そのためには気をぐっと入れる。」 「息を止めて力を入れる。」 「常にその気持ちで取り組む。」 「お扇子は両手でもつ。」 と,先生の指導が入ります。 一人ずつ,『能舞台』で舞います。 「動きの順番を覚えるだけでなく,姿勢や腕もしゃんとする。」 「頭に扇子を置いているつもりで歩かないと。」 「すべてのことを頭に入れて舞うんだよ。」 動きや舞いをよく覚えているときには, 「よく覚えている。よく覚えている。」 「よしよし,しっかりできている。」 と,ほめていいただきました。 全員が舞をした後,能面をつけて舞う体験もさせていただきました。 能面を身に着ける前に,能面にお辞儀をしてあいさつします。 能面をつけると視野が狭く,舞うのが難しかったようです。 山本先生が,能面を見せてくださり,能面の向きによって表情が変わることを教えてくださいました。 「今から泣きます。」 と言って,能面を下に傾けていきます。 「わっ。ほんとだ。」 「泣いている。」 「今度は,にっこりします。」 と言って,能面を上に傾けます。 「あっ,わらっている。」 「まっすぐな姿勢でないと,能面の表情がかわってしまいます。」 「だから,姿勢が大事なんです。」 今日,仕舞を舞っていましたが,まだ動きを覚えきれていなくて,頭の位置がふらふらしたり,次の動きをどうしたらよいのか迷っていたりしていました。 家でも練習しておきましょうね。 「扇子の持ち方にも法があります。」 「謡のリズムを覚えること。舞の順番もしっかり覚えないといけません。」 「発表会の日は,500人入るホールでみなさん,舞ってもらいます。」 「よほどきっちりやっておかないと,できないよ。」 「広い舞台を一人で舞うんだからね。」 「はい。」 と,元気よく返事する子どもたち。期待していますよ! 「リズムをとって,謡う稽古をしてください。がんばってくださいね。」 「2分でもいいので,動かずにじっとして立っていることができるよう練習しておきましょう。」 と,宿題をいただきました。がんばりましょうね。 |
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