先週,
植物の発芽する条件を統一して発芽するかどうか確かめる実験について復習しました。
「水」「空気」「てき当な温度」のうち,調べる条件だけを変えて,ほかの条件は変えないことをおさえました。
では,実験結果を観察します。
「発芽している!」
「こっちは発芽していないな。」
自分が予想していた考えと比べながら観察していました。
観察したところで,考察です。
「考察って何ですか?」
「今までと同じで,『この実験で確かめること』に対する『わかったこと』を書きます。」
と説明すると,
「もう書いていいですか。」
という返事がすぐ返ってきました。
昨年一年間学習してきたことが積み上げられていますね。すばらしい!
実験1◆ 「水は発芽に必要か」
(ア)「水をあたえるもの」…発芽した。
(イ)「あたえないもの」……発芽しなかった。
【考察】
発芽するために,水は必要である。
◆実験2◆ 「空気は発芽に必要か」
(ウ)「空気にふれるもの」……発芽した。
(エ)「空気にふれないもの」…発芽しなかった。
【考察】
発芽するために,空気は必要である。
◆実験3◆ 「てき当な温度は発芽に必要か」
(エ)「あたたかい場所におくもの」…発芽した。
(カ)「冷たい場所におくもの」………発芽しなかった。
【考察】
発芽するために,てき当な温度は必要である。
「じゃあ,発芽するには,水・空気・てき当な温度の3つが必要なんですね。」
「そうです。」
古代エジプトのツタンカーメン王の墳墓の中から副葬品として発見されたエンドウマメが発芽した話を紹介しました。
種子は乾燥に強く,水や空気,てき当な温度のいずれかがない場合は,種子は発芽できるまでじっと耐えることができます。命のたくましさを感じますね。