6年研究授業10月27日(月)に、6年生の研究授業が行われました。 敷津小学校では国語の「書く力」を育てる授業研究を行っています。 6年生は卒業文集を意識して「自分にインタビュー」という授業を進めています。指導の先生には、今の6年生が1・2年生のころの敷津小の校長先生で、現在は堀川小学校校長の田窪豊先生にお越しいただきました。 久しぶりに会う校長先生に「大きくなったなぁ〜」と言われて、子ども達は嬉しそう。 授業では「自分への質問」をペアで話し合い、質問をどうやって並べたら効果的な文章になるかを発表しました。 さすが6年生、すらすらとメモを埋めていき、話し合いも活発に行われていました。書くことを楽しんでいる姿が、印象的でした。 授業後は、田窪先生にご指導いただき、どうすればよりよい授業になるかの意見交換を行います。 田窪先生は、「自分が校長をしていた敷津小学校で、あの子たちの授業を見ているのが夢のようです。楽しい時間でした」とおっしゃってくださいました。 みんなのインタビュー記事が仕上がったら、見ていただく予定です。 私も楽しみにしています! 【担当:校長】 第1回敷津★ミニ・ビブリオバトル!毎月、第4月曜日の児童朝会は講堂でスクリーンを使って行います。 今回は「読書の秋」ということで「本の紹介バトル」=「ビブリオバトル」を実施しました。第一回は3人の先生が、それぞれのおすすめ本を1人3分で紹介します。1番読みたい本にみんなで手を挙げ、本日の「チャンプ本」を決定します。 1冊目は校長の私から。 小学校6年生の男子と女子の中身が入れ替わってしまう、『おれがあいつで あいつがおれで』(山中恒)という児童読み物を紹介しました。姿が変わってしまい、自分の家から追い出されてしまう主人公たち、どうなってしまうんでしょう? 2冊目は5年担任の田上先生。 教室にある定規や筆箱がしゃべったら……1年生から6年生まで、読んで楽しい、そしてこの本をヒントに自分も想像して楽しい『おはなし きょうしつ』(さいとう しのぶ)を紹介してくれました。 3冊目は少人数指導の小路先生です。 子どものころ夢中になって読んだという『The MANZAI(ザ マンザイ)』(あさのあつこ)の最初のシーンを再現して、語ってくれました。中学生の男の子たちが、漫才に挑戦する物語です。 さて、敷津小のみんなが選ぶ第1回のチャンプ本は…… 小路先生が紹介した『The MANZAI』でした! 初めての試みでしたが盛り上がりました。ぜひ、教室でも取り組んでほしいと思います。紹介した本は、校長室前に置いてあります。さっそく、休み時間に読んでいる姿がありました。 色んな本に出会うきっかけになると嬉しいです。 【担当:校長】 なにわ子ども人権文化祭10月24日(金)は、木津中校区の「なにわ子ども人権文化祭」でした。 敷津小学校の5・6年生は、学芸会で演じる劇「戦火の敷津〜未来へ」の冒頭のナレーションと、劇で歌う「青い空」を歌いました。 9月から来ていただいている音楽専科の増田先生が、ピアノの生演奏で伴奏をつけてくださいました。 先にあった木津中2年生の発表、大国小学校の太鼓演奏、難波元町小学校の南中ソーランのどれもが、気合いの入った素晴らしいものでした。 それだけに、出番直前には「静かな曲だけど大丈夫かな?」「俺たちしっかりせなあかんな」という空気が流れ、みんな緊張してステージに上がりました。 「昭和20年3月13日、敷津の町が焼けた」 第一声がしっかり出たことで、後に続く子どもたちも力強く思いを伝え、精一杯歌うことができました。 舞台を降りると、6年担任の田邊先生が泣いていたので、子どもたちはびっくりしていました。後から作文を読ませてもらうと、「100点」「力を出し切れた」と書いている子どもが多く、嬉しく思います。 出演したすべての学校が、全力で取り組んだという「つながり」を感じました。 休憩時間には卒業生の先輩たちに甘えたり、他の小学校の子と交流したり、楽しい時間を過ごしました。 午前の部の最後の中3生の劇、迫力のある堂々とした演技と平和の大切さを伝える内容に、子どもたちは胸を打たれた様子です。 11月の学芸会に向けて、勉強にもなりました。 6年生は中学生になるための階段を、また一段、上ったような気がします。学芸会が楽しみになりました! 【担当:校長】 6年理科出前授業〜企業との連携10月23日(木)の二時間目。 「東レ」の方が、理科の出張授業に来てくださいました。 「東レって何?」「何の会社やろ?」と言っていた子どもたちですが、 「ヒートテックの繊維をユニクロと共同開発している」 「浄水器の中の水をきれいにする繊維を作っている」 と聞いて、実は自分たちの暮らしと身近なところで関わっている企業だと気付きました。 授業の内容は「水処理膜と地球環境問題とのかかわり」について。 泥水は「ろ紙」でこせばきれいになるけれど、絵の具を溶かした色水は無理……どうする? というところで、東レが開発した「中空糸膜(ちゅうくうしまく)」の登場です。 中が空洞で、表面に非常に小さな穴が無数に開いた「中空糸膜」を通せば、青い色水が、たちまち透明に。 子どもたちは、実際に実験をしてみて「ほんまに透明になった」「めっちゃ力がいるなぁ」と思い思いの感想を呟いていました。 しかし、中空糸膜でも、ろ過することができないものがあります。 それは、海水。 海水をろ過するために必要な膜の穴のサイズは、なんと1ナノメートル!! 「小さっ!」「絶対見えへんやん……」 と驚きの声が上がっていました。 東レの技術で実際に海水をろ過した水を、持ってきていただいていたので、みんなで飲みました。 「まだ、塩味がするんちゃうか?」 と警戒して、なかなか飲まない人もいましたが(笑)、飲んでみると「何の味もせえへん!」「ふつうの水やな」……おいしく飲むことができました。 水の汚れを取り除いたり、海水を淡水化する技術が、世界の水不足の解決につながることを学ぶことができました。 このような機会に、科学の可能性に興味を持ち、生活の中で少しでも意識しようとしたり、将来の進路への参考にしたりする人が出てくるといいなと思います。 〔担当:6年担任 田邊〕 なにわ伝統野菜〜専門家・事業所との連携〜学習園に、勝間南瓜ができました。10月9日に、赤松種苗の松下さん、家庭科の神山先生に教えていただき、スィートパンプキンを作りました。 最初に、栽培委員会の子たちがまとめたかぼちゃについての掲示物を使って、かぼちゃについて学習しました。 いよいよ調理実習が始まりました。 わずか実習二回目ですが、てきぱきと行動する5年生はさすがでした。 誰かが卵と牛乳をまぜているときに、さっき使った道具を洗ったり、盛りつけしやすいように、アルミホイルを並べて置いたりして、並行して作業ができていることに、とても感心しました。 神山先生には、かぼちゃを蒸す時のかぼちゃの向きや、卵を使ってつやだしをするなど、細かいところまで教えていただきました。 松下さんには、かぼちゃの種も揚げると、おやつになっておいしいことを教えていただき、みんなから、驚きの声があがりました。 レンジの中に、慎重に富士山のように先をとがらせたスウィートパンプキンを入れました。時間が経つにつれて、とてもいいにおいがして、出来上がりが待ち遠しくなりました。 神山先生が、西洋南瓜も同じ工程で、スィートパンプキンを作ってくださいました。食べ比べをしてみると、どちらもおいしいですが、西洋南瓜の方が甘さがあったようです。そんな味の違いを、子どもたちはわかっていました。 一口食べては、「おいしいね。」「おいしいね。」とにこにこしながら言い合う姿はとてもほほえましかったです。 あっという間の、伝統野菜を使った調理実習でした。 子どもたちは、種の段階から知っているので、小さな種から育ってできた大きな実を収穫して、食べることができたことをとてもうれしく思っていたようです。 本当に、種植えから、収穫・食べる段階まで、見守っていただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 【担当:田上】 |
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