私は、阪急バスとJRを使って通勤しています。大阪〜天王寺は環状線で、主に弁天町・西九条回りに乗ります。その方が、駅数が一つ少ないのと快速に乗れるので早いからです。
先週、帰りに快速に乗ろうとして天王寺駅に着くと、遅延が発生していて、遅れていた
関空特急「はるか」がホームに入ってきました。遅れている後の快速に乗るとバスとの接続が悪くなるので、思い切って「はるか」に飛び乗りました。
・・・・・環状線で通うようになって10か月、不思議に思っていたことがあります。弁天町では内・外回りの線路は一つずつしかないのに、西九条駅からは、左側(外側)にもう一つ線路がありました。「どこまで続くのかな。」と思って、線路をたどって見ていると、その内に見えなくなってしまいました。・・・・・
「はるか」に飛び乗ってすぐの車内アナウンスは、「次は新大阪に停車します。」でした。大阪駅に行くとばかり思っていた私の頭の中は「???」です。でも、すぐに以前の体験とつながり、「あっ、そうか!」と気づくことができました。前に見た、西九条駅からの
もう一つの線路です。そう言えば、福島駅には環状線が高架上を通るのに北側に踏切があったことも思い出しました。大阪駅に着く前に、北に向かう線路を見たこともありました。これまでに見たこと・体験したことの情報が一気につながったことで、失敗をしてしまったけれど納得・安心し、大阪駅とグランフロントの美しい夜景を見ながら新大阪駅まで行きました。
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少し飛躍しますが、「発見や発明は、間違いや失敗から生まれることがある。」という言葉があります。子どもたちには、
多くの体験をすることが大事であること。そして、もし失敗したとしてもそれを教訓にすることが大切であること。さらに、失敗しても落胆ばかりしているのではなく、常に何かを得ようとする態度が重要であり、そのひたむきさから発想の飛躍が生まれることを知ってほしいと思います。安全に十分気をつけることは基本中の基本ですが、様々な体験をさせてやりたいという願いがあります。そして普段から、些細なことでもしっかりと観察し「なぜだろう?」と追究しようとする態度をはぐくむことが大切です。学校でも家庭でも、その環境をしっかりと創る必要があります。