手塚治虫が「鉄腕アトム」を登場させた21世紀となってすでに14年。、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で車が空を飛んでいた未来“2015年”も間近に迫っていますが、まだアトムや空飛ぶ車は出現していません。しかし、人型ロボットが家庭でも買えるようになったり、危険を察知すると自動で停止する車や垂直に離着陸できる飛行機ができたりと、一歩一歩、夢が現実になりつつあります。「人が想像できることは、必ず人が実現できる。」は、ジュール・ヴェルヌの有名な言葉です。何年か先に、アトムや空飛ぶ車が本当に現れるかもしれません。
これを裏返して考えると「豊かな想像力をもつことが、明るい未来につながる。」とも言えます。しかし、昔と比べると不便さが格段に減って物質的に豊かになった現代、子どもたちを含め人々のの想像力が低下しているように感じます。子どもたちには、今後、物を豊かにするだけでなく、心豊かに生きるための想像力も高めていってほしいと願っています。
アトムや空飛ぶ車を現実のものとしてくれるのは、案外、目の前にいる子どもたちかもしれませんね。
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【著作物使用許諾について】
この「校長室だより」を作成するとき、私の頭の中には「鉄腕アトム」の画像が右上にありました。しかし、有名すぎる著作物のアトムを無断で使用することは、著作権の侵害であることは明白です。そこで、「無理かな。」と思いましたが、チャレンジしないであきらめてしまうのも残念です。手塚プロダクションに電話で問い合わせることにしました。内心ドキドキの面もありましたが、最初に対応していただいた方も、その後の担当者の方も大変丁寧に対応いただきました。実写版もテレビで見たことがある「アトム世代」の私には、それだけでもわくわくする瞬間でした。
そして、メールを送った翌日、早々と「許諾がおりました。」と連絡いただきこの「校長室だより」をホームページにアップすることができました。私にとって、とても素敵な出来事でした。手塚プロダクションのみなさま、ありがとうございました。