1月23日 「能楽体験(2)〜仕舞の稽古〜」 【4年生】「間を開けるところに気をつけて,お腹から声を出すようにしましょう。」 五・七・五…になっているところに間を開けて謡います。 能楽で使う太鼓のリズムをとりました。このリズムで謡を謡います。 立つとき,すり足で歩くときは, ◎頭,肩,腰を動かさず,手をぶらぶらさせない。 ◎まっすぐ前を見る。 ことが大切です。 扇子を頭の上に置いて,すり足の稽古をしました。 続いて,「老松」の仕舞の舞い方です。能舞台の柱の名前も教えていただき,柱があるイメージで正方形の舞台を大きく舞うことが大切なことを学びました。 扇子を広げ,一人ずつ仕舞を順番に舞いました。 「前を向く!」 「動くときは,ドンドン歩かない。」 「まっすぐ向いて,スーっと歩く。」 「顔をキョロキョロさせない。姿勢をよく!!」 「お扇子は両手で持つ!」 山本先生から厳しい指導が入ります。頭が真っ白になって,どうしてよいかわからず,思わず涙を浮かべる子どもも…。 休憩時間に,自主練習する子どもたち。わからないところは,友だちどうしで仕舞の所作を確認します。 順番が来るまでに,友だちの動きや,その時々の山本先生の言葉をしっかりと聴いている子どもは,上達が速いです。 「能の練習では,人のお稽古のようすを見て,まねて学ぶ。これが大事!」 「自分がやっていないときは,人がやっているのを見て学ぶこと。これは学校でも同じです。」 など,山本先生の言葉から稽古の厳しさを感じたのではないでしょうか。 「扇子を広げる・持つ・たたむ練習をしておきましょう。」 と宿題をいただきました。お借りしている扇子で練習しておきましょう。 次回からは,切度口から能舞台への出て行き方や所作の作法なども教えていただきます。 「ありがとうございました。」と礼ををて,本日の稽古を終えました。 1月23日 「能楽体験(2)〜小鼓の稽古〜」昔の人は,見えないところにお洒落を楽しんでいました。羽織や襦袢の袖,小鼓の蒔絵もそうです。 小鼓の胴の蒔絵は,お客さまからは見えませんが,演奏する人は,蒔絵がある自分だけの楽器(小鼓)を楽しんで演奏します。 蒔絵は,演者の好きな絵を描いてもよいことになっています。音(ね)と根をかけているので,根が太い植物を描いていたり,大きな音が出そうな雷や鉄砲を描いたりすることもあるそうです。 ちなみに,豊臣秀吉は桐,徳川家康は葵,ほかには,梅や紅葉,波や千鳥,すすきなどもモチーフになっているそうです。 胴の素材は桜で,乾燥したり,湿気でこわれないように軽い素材のものを使用しています。漆は湿度を保つ役割もしています。 演奏前に革に息をかけて湿度を調節することや,天候に合わせて調緒の締め具合を変えることなど,小鼓について教えていただきました。 まずは左手をグー,右手をパーにして練習してから,小鼓を手にしました。 手首の上に胴がしっかり乗るようにし,右手で支えて小鼓を構えます。 「ツ。」 「ホウ。」 「ポン!」 息を吸って,おへそに落とす感覚です。 手首のスナップを効かせて音を鳴らします。きれいな音が響くようになってきましたね。 1月22日 「特別ゲスト来校!」図書室で読書をしていた4年生が,『じごくのそうべえ』の作者の田島先生が来校されていることを知ると, 「えっ!」 と驚いていました。 「絵はどうイメージして描かれたのですか。」 「なぜ,そうべえという名前になったのですか。」 など,制作過程やベースになった古典落語の話を伺いました。 また,『じごくのそうべえ』の絵本を読んでいただきました。作者の方に読んでいただけるなんて,なんて贅沢なことでしょう! 子どもたちも,目を輝かせて聴き入っていました。 田島先生から,その絵本にあった直筆のサインを本校に寄贈していただきました。ありがとうございます。 来年の創立100周年記念事業で,子どもたちが田島先生とともに創作活動ができればと考えています。 1月22日 「給食交流会」 【全学年】ふだん一緒に食べることがない学校職員も教室に入りました。教室に入ると, 「こんにちは!」 という元気な声で出迎えてくれました。 「おいしいね。」 「どんな遊びをしているの?」 ちがう学年の子どもとの会話も弾みます。おいしくいただけましたね。 1月22日 「箸の使い方」《国語・総合》 【4年生】先日の道徳でも日本の箸のことを取り上げました。 今日は,異学年との給食交流があります。メニューにはご飯。いつも何気なく使っている箸ですが,箸の使い方にもマナーがあるようですね。 箸の使い方を説明すると,みんな, 「エーッ!」 丁寧に扱うのですから,箸を取る時も置く時も片手でなく両手を使います。 ちょうど,能楽体験の扇子があったので箸のかわりに練習してみました。 誰ですか,落語のように食べる真似をしているのは… 給食の準備が始まりました。テーブルの上に敷かれたナフキンに,箸がきちんと向きをそろえて置かれていました。 「いただきます。」 ※ちなみに,能もユネスコに登録されています。 |
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