今日は着衣泳(ちゃくいえい)指導を全学年で実施しました。
昨年、全国で約1500人近くの人が、水難事故に会い、そのうち約半数の740人が亡くなったり、行方不明になったりしています。
しかし、水泳中の事故での死者・行方不明者は、意外と少なく8.5%で、魚つり中が最も多く26%、次に多いのが通行中で12%という統計が出ています。
この結果から、着衣状態で水の事故によって亡くなっている人が、結構多い事がわかります。
着衣状態で水難事故に会うのは、水に入る事を予測していないだけに、重大な結果になる事が多いのです。
今日は、学年に応じて、着衣状態や指導内容を変えながら実施しました。
しかし、どの学年にも共通していたのは、「着衣状態で水に入るとどうなるのか」を感覚としてつかませることです。
そうする事で、着衣状態では水の中で動きにくいので、泳ぐよりも浮く事を第一に考えるという事がわかってくるのです。
これから夏休みに入り、水辺で過ごす機会も多くなると思います。
この学習を役立たせる場面に遭遇しない事を祈りながら、楽しい夏を過ごしてほしいと思っています。