5年生が総合の時間を使って、車いす体験の授業をしました。
ゲストティーチャーは、大阪市立心身障がい者リハビリテーションセンターの職員のみなさんです。
車いすの使い方を学んだ後、実際に自分で乗って動かしてみました。
すると、ふだん歩けばどうという事の無い段差やスロープを通る事が、とても大変な事がわかります。
たった2センチの段差も、アドバイス無しではほとんどの人が乗り越えることができませんでした。
狭い所では、車輪を回す手が当たりそうで、こわごわです。
次に体験したのは、車いすを押す、介助の方法です。
ここでは、自分で操作するのとは違い、介助する人が乗せている人の気持ちを考えてあげる事が大切です。
しかし、自然に「大丈夫?」という声が聞かれるなど、相手の気もちを考えた行動ができているグループもありました。
人は、その人の立場に立って初めてわかる事もたくさんあります。
でも、わかっているだけでは何の役に立ちません。
この体験で考えたことが、みんなの日頃の行動に表れていくことに期待しています。