浪芳庵へ 5年生社会見学カールやチョコレートを作る大工場です 今日は校区にある和菓子屋さんに社会見学 大きな工場(こうじょう)と 小さな工場(こうば)工房の違いも学習します 「浪芳庵」は創業157年 江戸時代から続く老舗和菓子屋です まずは商品が並ぶ店内に案内され みたらし団子やどら焼きやお饅頭の陳列を見ました どれもこれも美味しそうで ラッピングも和風でした 次に工房に入れていただきます 手洗いだけでなく 送風で体の埃を取る小部屋にみんな大喜び 餅つき機 や 高圧釜 や 蒸し機 や 餅切り機 や どら焼き機 やら いろいろな機械も見せていただきましたが どれもこれも 学校の給食室の器具よりも小さく 本当に 手作りの工房だということがよくわかりました 次に材料コーナーです 波照間産の黒砂糖 や 北海道産の小豆 わらび餅の わらび粉って 何から取るんだろう? 春の山菜 蕨の根っことは? 精製の過程の大変さは 子どもたちには伝わりにくかったようですが とにかく 氷砂糖や黒砂糖を 食べさせてもらって 気分はマックス! いよいよ 名物あぶりみたらし作りです 一人2本ずつ作らせてもらった みたらしを炙ってもらってる間 できたてのみたらしを試食させてもらって感激の子どもたち 特に おもしろかったのは お店のトイレを借りて 帰って来た時の感想が めっちゃええ匂い 和風 きれい 落ち着く でした 皆さんもぜひ 浪芳庵 お訪ねください 引率の一人 : 教頭発 6年キャリア教育・毛糸作家「クリエイターの仕事」として、手染めの毛糸をネットショップや百貨店で売る仕事について学びます。 手作りの楽しさを教えたいと、日本だけでなく海外へもオリジナルの糸を持ってワークショップへ出かけています。 アナログな「ハンドメイド」とデジタルな「ネット販売」が合わさって、今の時代に求められる仕事になっています。 子どもたちは、多彩な手染め糸から8つの糸を選び、組み合わせてコサージュを作りました。キラキラした糸、優しい色合い、森の風景を感じさせるもの。見たことのない糸達に、歓声が上がります。 組み合わせる楽しさ、個性やイメージが作品に現れる面白さを楽しみました。 「黒坂さんに弟子入りしたい!」 「手作りって楽しい!」 そんな声が聞こえてきました。 今日の作品は、卒業式でつけるコサージュになります。 黒坂さんは手作りが好きで、かつては別の仕事をしながら、色んな人にプレゼントしていました。すると、当時中学生だった息子さんに「欲しい人がいるなら、きっと売れるよ」と言われ、仕事にすることにしたそうです。 人を幸せにする仕事。 そして「好き」を仕事にすること。 そんなキーワードが伝わっていればいいなと思っています。 次回は2月1日の「食を伝える仕事」です。アジア料理店&料理教室のオーナーさんに来ていただきます。 回を重ねるごとに、子どもたちの「仕事」のイメージが広がっていくのがわかります。 〔担当・山口〕 土曜授業〜敷津インターナショナルデイ〜お互いの文化を体験し、理解を深める機会として企画しました。 ●世界の楽器体験 ●保護者の方のお話(ベトナム・トルコ・タイ) ●羽根蹴り:チェギ(韓国)ダーカウ(ベトナム) ●こま回し:中国ゴマ、韓国ゴマ ●世界のクイズ大会 ●タイの紙芝居 外国から来た保護者のみなさんや、児童が自分の国について話したりクイズを作ったりしてくれました。 豊中国際交流センターからは、タイの方がゲストティーチャーで来てくれて、日本の「羽衣伝説」に似た話をしてくれました。 PTAからも、たくさんの保護者の方がブースの手伝いをしてくださいました。今回は、外国の保護者のみなさんも含めて、つながる機会になりました。また、このような機会が持てればと思います。 子ども達はさまざまな国を身近に感じる機会になりました。食べ物の違いや服装の違い、小学校の違いなどを興味津々で聞いていました。 家族やゲストティーチャーと母語で話す友だちの姿に、他の子ども達が尊敬の眼差しを向ける場面もありました。 音楽専科の増田先生は、自分で集めたり作ったりした、世界各地の楽器を用意してくださいました。 小さな学校だけど、大きな世界につながっていることを、多くの人のサポートで体験することができました。本当にありがとうございます。 「みんなちがって、みんないい。」 素直にそう思える、土曜授業でした。 〔担当・校長〕 5年社会見学社会科の工業の学習で学ぶ、オートメーション化された大きな工場の見学です。 駅を降りて歩いていくと、チョコレートをかたどった大きな看板が見えてきます。 町にも甘い香りが漂います。チョコレートそのものの匂いではなく、原料のカカオをローストしている香りだそうです。 工場では、きのこの山の製造ラインを見学しました。 1つのトレーで360個のきのこの山が作られていきます。 あっという間にチョコレートが注がれ、空気の力を利用して、クラッカーの軸を差し込んでいきます。 機械化された工場の中は、とても少ない人数の人しかいません。 従業員の方々は、清潔・安全を一番に考え、服装や製品のチェックに細心の注意を払っていることを知りました。 わたしたちの口に入るまでに、たくさんの方々が関わっていることも知りました。 今日は、残念ながらカールの製造ラインは止まっていたのですが、帰りにお土産のカールをもらって大喜びでした。 実際に自分の目で工場を見学することで、お菓子に対する考え方も変わるかもしれませんね。 【引率 新地 根井】 6年・キャリア教育〜テレビの仕事〜「テレビの仕事」は、この情報化社会の中で、ネットやモバイルの進化と連動しながらも、無くなることはありません。 NHK大阪でチーフディレクターを務める大北晶子さんに、ディレクターの仕事ややりがい、そして社会人になるまでの話を聞きました。 簡単な自己紹介のあと、 「私は小学校のころ、学校で1人だけみんなと決定的に違うところがあった。見てわかる人はいますか?」 と投げかけられました。 1人の児童が気がついて、答えました。 「手が違う。」 そう、大北さんは1歳の時に左腕を病気で失い、義手をつけているのです。差し出された義手を差し出し、握手をして回る大北さんに子どもたちはビックリしていました。 子どものころ、義手のせいでいじめられたこと。水泳ができない、雑巾がしぼれない。できないことだらけで、劣等感でいっぱいだったこと。 率直に語られる過去と、その辛さを受け止め、逆に就職の時には強みにして仕事に就いたこと……。 「世の中の当たり前を疑う気持ちを持ってほしい。知ることで世界は変わるんだよ。」 力強いメッセージを、子どもたちはしっかり受け止めていました。 ディレクターは監督の仕事であることを学び、その上でインタビューを編集するワークをしました。 インタビューを起こした文章から、話した人の思いが強く伝わるメッセージを拾ってつなげます。 子どもたちの意見に、逆に大北さんが「そうか!そんな意味にも聞こえるなぁ」と感心する場面もありました。大北さんの編集したインタビューを見て、言葉の順序も入れ替えて短くまとめられていることに、驚きました。 「たとえば、担任の阪口先生のインタビューを私が撮って、編集次第で『いい先生』に見せることも、『悪い先生』に見せることもできる。表情やセリフのつなぎ方で、印象は変えられるんだよ。だからテレビに映ってない部分やセリフを考えて観ることも大事!」 と、メディアリテラシーにつながる話もしてくださいました。 「知ることで、ダメだと思っていた問題が解決したり、がんばっている人の存在に励まされたりする。いろんな人に出会えて、紹介して、希望や解決策を観る人に届けることができるディレクターの仕事は、楽しいです。」 障がいがあっても、パワフルで明るい大北さんに「かわいそうだなぁと思ったことを反省し、つらいこともプラスに変えられるんだと納得した」と感想を書いた児童もいました。 最後に、「みんなにも話を聞かせてもらうことがあるかもしれないから」と大人に対するように、名刺を配ってくださいました。 子どもたちは、ちょっと「仕事」が身近なものになったようでした。 「障がいは私のオリジナリティ」 自分の持つマイナス面を、悲しむだけでは前を向けない。子どもたちにとって、素敵な出会いになったのではないかと思います。 次回は1月25日(月)に、毛糸作家の方から「クリエイターの仕事」を学びます。 【担当・校長】 |
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