先週、四国から中国地方を通過した台風11号は、各地に大きな被害をもたらしました。特に大雨で鉄道や道路が不通になり、テレビニュースでは、「JR線が2日間止まったことで、50万人に影響があった。」と伝えていました。そして、私もその50万人の中の一人です。
台風が近畿地方を過ぎ去った17日(金)の夜、大阪駅に着くと帰路の内の5分の4くらいの区間が不通となっていました。そこで、できるだけ家に近づいてからタクシーに乗ることにしました。夜の10時すぎです。やっとタクシーに乗れてホッとしましたが、半分くらいの距離を行くと、今度は、そこから先が通行止でした。運転手さんが調べてくれて、遠回りになるけれど別の道を進みました。しかし、いつも乗り降りする2つ前の駅から先が、また通行止になっていました。時間も遅いので考える間もなく、歩くことにしました。
郊外の2駅間は、結構距離があります。「いつもの駅まで行けば何とかなる。」と願いながら、雨の中、山道を歩くこと約1時間。やっとのことでいつもの駅にたどり着きました。そして、駅前にタクシーが1台停まっているのを確認すると思わずガッツポーズが出ました。これで、あと6km歩かなくて済みました。