5年生の国語科で「六年生におくる字をすいせんしよう」という単元を学習しました。
この単元は、六年生に贈るのにふさわしい漢字についてスピーチをして推薦し合うというのがねらいです。
今回はグループごとに漢字とスピーチ原稿を考えました。
漢字を考える時、6年生を思い浮かべながら漢字辞書を引きました。
6年生のことを思って、一人一人漢字を持ち寄って決めているグループもありました。
それぞれの漢字に、5年生が6年生と一緒に活動してきて感じたことが表れています。
漢字が決まったら、推薦の理由や相手を納得させるエピソードなど、話し合いを重ねました。
5年生の中で推薦する漢字を決める発表の日、思いがたくさんでなかなか決まりません。
この漢字もいいけれど、こっちもいいなぁ!
自分の決めた漢字が絶対いい!
5年生の中で、漢字を一つに絞って6年生に発表する予定が、それぞれの思いが強くまとまりませんでした。
5年生が6年生を思って一生懸命に考えた結果だと思いました。
そこで、自分たちが考えた漢字を一人一人が6年生に伝えることになりました。
発表当日、緊張しながらも6年生に思いを伝えた5年生。
あたたかく受け止め、感想を述べてくれた6年生。
国語の学習を通して5・6年生が交流できました。
単元の主旨とは少し違ったかもしれませんが、この授業が終わった時、教室があたたかい雰囲気に包まれていました。
来年も今年と同じように、今の5年生と4年生の交流の場があるといいなと思いました。
最後に推薦した漢字を紹介します。
理由もこどもたちが考えました。
「進」
中学校へ行っても、どんどん、前に進んでいってほしい。
かべをこえて前に進んでほしい。
「輝」
総画数が13画→イイサ
中学校へ行って、何があってもイイサで。
低学年の面倒をみている姿がとても輝いていた。
「向」
自分が決めた夢に向かって行ってほしい。
向上心を持って中学校へいってほしい。
「支」
6年生に支えられてきた。
中学校へ行っても、みんなで支えあってほしい。
「絆」
けんかもせず、固い絆で結ばれている6年生。
仲が良く、いつも楽しそうな声がとなりの教室から聞こえてくる。
〔少人数指導担当・藤井〕