今週の校長講話 「明日から3月」3月という響きを聞くだけで、なんとなく春が近づいてきたような気がしませんか。 中庭の池のそばに、小さな白い花がたくさん咲いている木があるのを知っていますか。 何の木でしょう。 答えは梅(白梅)の木です。 梅は、別名「春告げ草」と言います。 春が近づくと最初に咲き始めるのでそう呼ばれているのですね。 日本では、「花は桜」と言うように、花見をするのはもっぱら桜ですが、ずっと昔、花と言えば、梅の花を指していたのだそうです。 梅は満開の時期を迎えていますが、同じ中庭には隣に桜の木があります。 こちらの枝の先を見てみると、花どころか、マッチ棒の先っぽのように、堅くて茶色い小さなつぼみしか見ることができません。 今年の大阪での桜の開花予想が3月28日ごろですから、花が咲くのには、まだ1ヶ月あるのですね。 では、桜は今眠っているのかと言うと、そうではないのです。 その茶色いつぼみを半分に切って見ると、中には鮮やかな薄緑色の花芽を見ることができるのです。 あの茶色いつぼみの中では、1ヶ月後の開花に向けて、もう準備が始まっているのですね。 そして、それが日増しに色を変えて、赤みを増していくのです。 もう少しして、桜の木を少し離れてみると、枝の先がどんどん赤く色づいていくのに気がつくと思います。 私たちが感じているよりも、意外と春はそこまで来ているのかもしれませんね。 皆さんの身の回りの様子で、春に近づいてきたなぁと思うようなものを探してみてください。 きっとたくさん見つかると思いますよ。 最後のクラブ 「クラブ発表会」
今日は、インフルエンザのおかげで延期になったもう一つの行事「クラブ発表会」がありました。
6年生にとっては、最後のクラブ活動の時間、3年生から5年生にとっては、来年から始まるクラブ活動を考える時間です。 最初は、2つのクラブが舞台発表をしました。 一つは体操クラブです。 マット運動では、前転・後転などの基本の技だけでなく、伸膝後転などを見せてくれました。 続いては、跳び箱技です。 3連の連続跳びや跳ね跳びが決まると大きな拍手が起こりました。 もう一つの舞台発表は、バトンダンスクラブです。 自分たちで考えた振り付けも入れてのダンスです。 バトントワリングだけでなく、ダンスも交えて華麗に2曲踊ってくれました。 最後のキメのポーズにこれまた盛大に拍手が起こりました。 そして、その他のクラブは、代表の6年生が、紹介と案内を発表してくれました。 最後に担当の先生から、「6年生は、このクラブ活動での体験を生かして、中学校でがんばってください。」と励ましの言葉が贈られました。 さて、在校生のみんなは、来年どのクラブに入るのでしょうか? 楽しく読んでね 「新聞委員会の発表」
先週の児童集会で発表する予定だった新聞委員会の発表を、臨時の児童集会を開いて行いました。
発表は、委員会の人たちによるお芝居と、クイズで構成されていました。 今年、新聞委員会が発行した号数は、全部で18号になるそうです。 運動会の前後には3号も連続で発行してくれました。 情報発信は、タイムリーさが重要だという事がよくわかります。 今日の発表は、司会の人もマイクを使わない、完全地声バージョンでしたが、それでも話す人の声の大きさや聞く人の姿勢のおかげできちんと終える事ができました。 声が出せる高学年って、見ていて気持ちが良いですね。 ありがとう、さようなら 「卒業を祝う会」
6年生の卒業をお祝いする集会をしました。
会場は、たてわり班活動で1年生から5年生までが協力して作った花や輪飾りできれいにされて、お祝いムードを盛り上げていました。 大きな拍手に包まれて6年生が入場すると、集会の始まりです。 在校生代表の人たちが先頭になって、お祝いの言葉をみんなで言いました。 みんなで遊ぶ時間には、「明るい笑顔のハンバーガ屋さん」のゲームをしました。 かつて朝のたてわり集会でした事が、昨日のように思えます。 そして、在校生からはみんなで書いた寄せ書きを贈りました。 お返しには、卒業生からは自分たちで縫った雑巾と、合奏のプレゼントがありました。 最後に、みんなで歌を歌って終わりました。 とても心が温まる楽しい会でした。 卒業しても、みんなの良きお兄さんお姉さんでいてくださいね。 こども文楽鑑賞会
今日は文楽協会の皆様にお越しいただき文楽鑑賞会をしました。
文楽は、江戸時代の大阪に生まれた、日本の伝統芸能です。 文楽について学ぶワークショップと、実際の文楽を鑑賞しました。 前半のワークショップでは、文楽を構成する「太夫」「三味線」「人形」について教えていただきました。 「太夫」の方が実際に発声されると、マイクを通していないのに、大きな声が響き渡り、みんなびっくりしました。 「三味線」や「人形」なども代表の人がチャレンジさせていただきましたが、みんな初挑戦ながら、上手に扱っていました。 後半は、本物の文楽を鑑賞しました。 演目は「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがこ)〜火の見櫓の段〜」です。 有名な八百屋お七のお話ですね。 吉三郎を救うために半鐘を鳴らす場面です。 幕が開くと、天井からヒラヒラと雪が舞い降りてきて、雰囲気は満点。 そこに、太夫の迫力のある声と三味線の音が響き合って、どんどん世界に引き込まれていきます。 語る言葉は難しくてわからなくても、人形の微妙なしぐさでお七の心の様子がよくわかります。 15分の鑑賞時間が、あっと言う間に終わってしまいました。 やはり、本物はすごいです。 |