学習会が終わって建物を出ると、先ほどとは打って変わって今にも雨が振り出しそうなどんよりとした曇り空です。
そこで、予定を変更して先に碑めぐりと外国人の方々へのインタビュー活動をしました。

グループごとで、今年の５月にオバマ大統領が演説した原爆慰霊碑や被爆アオギリなどをめぐり、公園内を散策しました。

途中、外国人の観光客を見つけて英語で話しかけ、ピースメッセージを書いてもらいました。
照れながら話しかける６年生に、皆さん気さくに応じてくださり、お礼の手紙を渡すと日本語で「アリガトウゴザイマス。」と言ってくださる人もいました。

なんとも言えない平和な光景でした。

午後のプログラムの最初は、語り部さんのお話を聞く学習会です。

今日お話ししてくださった語り部さんは、みんなと同じ小学校６年生の時に被爆されたそうです。
戦争によって失ったものの大きさを、ご自身の人生を振り返りながら語ってくださいました。
そして、今当たり前だと思っている事が、どれほどありがたい事であるかを教えていただきました。

静まり返った部屋の中で、真剣にお話を聞く６年生の姿が印象的でした。

お話が終わった後、羽ばたく折り鶴など平和への願いを込めたプレゼントも頂きました。
とても貴重な時間を過ごすことができました。

学級ごとに記念写真を撮った後は、公園の木立ちの中で昼食を食べました。

朝が早かったせいか、行きの新幹線の中から「お腹がすいた〜。」と訴える人もいたくらいなので、みんな箸はすすんでいる様子です。

しかし、スケジュールが若干押しているので時間との戦いです。

広島に着いた時はどんよりした曇り空で、写真撮影の時は雨がパラパラ降ってきましたか、今では日が射してきて、雲の間から青空を見る事ができます。

原爆の子の像の前で、平和集会をしました。

みんなが真剣に取り組んでいる様子を、外国人の方々が熱心に見つめていました
。
全校児童で折った折り鶴も捧げました。

今日のメインの活動場所、平和記念公園に到着しました。

バスの着く場所が予定と変わったので、原爆ドームを間近に見ることができました。

近くで見ると、その凄さがより強く感じられます。