5月に入り、少しずつ夏の暑さが感じられる気候になってきました。
気温の変化もあり、体調を崩しやすい時期ですのでお気をつけ下さい。
さて、5月2日(火)はこどもの日の行事献立として、
「牛肉のちらしずし、すまし汁、ちまき、牛乳」が登場しました。
こどもの日は端午の節句とも呼ばれる五節句の一つで、こどもの健やかな成長を祈る行事です。
端午の節句には、鯉のぼりや五月人形、兜などを飾られているところも多いのではないでしょうか。
食べものでは、主に関東では柏もち、関西ではちまきが行事食として食べられています。どちらもこどもの健やかな成長を願うものですが、少し違うところは、柏もちが跡継ぎが絶えないようにと願う意味があるのに対し、ちまきは病気や災いなどをさける魔除けの意味がこめられている点です。歴史としてはちまきの方が古く、大阪の堺の方違神社では毎年5月31日にちまき祭が行われ、災いなどをさけるものとしてちまきが配られています。
給食では「ちまき」が出されていますが、1年生の児童の半数以上は初めて食べるようで、「どうやって食べるの?」という声が聞かれました。どちらかというと「柏もち」を食べたことがあると答える児童の方が多くいました。
他にも、端午の節句ではかつお(勝男にかけて縁起がよいとされる)、たけのこ(こどもがたけのこのようにすくすく成長するようにとの願いをこめて)なども行事食として食べられています。2日のきんぴらちらしにもたけのこが使われています。
今年はかつおもたけのこもなかなかとれない年のようですが、5月5日は柏もち、ちまき、かつお、たけのこなどそのようないわれのある行事食を食べながら、子どもの日(端午の節句)についてご家庭でもお話しされてみてはいかがでしょうか。