英語活動です。 K先生のお話
先週の校長先生の「いじめ」の話の続きです。校長先生は昔、『いじめっ子』だったそうですが、わたしはどうだったと思いますか?
実は『いじめられっ子』だったんです。 私は、子どもの頃、ちょっと太っていたんです。太っていると便利な時もありますが、走るのが遅くて運動会ではいっつもびり、4位でした。周りの人から、『どんくさいやつやなぁ』と思われていたのかもしれません。そう思われるのがちょっといやだなぁと思うときもありましたが、のんき者だったのであまり気にしませんでした。 中学校に入って、どんなクラブに入ろうかと考えました。 まず、バレーボールクラブに見学に行きました。先輩にスパイクを打たせてもらったのですが、全然打てないんです。ジャンプができず、ネットの上から手がでなかったのです。あきらめて次のスポーツをさがしました。次はバスケットボール部に見学にいきました。でも、全然パスが回ってこないのでこれもあきらめて次をさがしました。すると、私の体型を生かせるクラブを見つけたんです。それは柔道部です。そのころ、身長は169cmでしたが、体重ははかりの針が一周回るぐらいありました。だから、この体重を生かして試合に勝つことができたんです。ある試合では、相手は倒された挙句に私の下敷きになって苦しそうにしていました。柔道で自分に自信を持つようになりました。 それから、大人になって、他の武道にも興味を持つようになり、合気道をはじめました。でも、合気道の先生には、私の方が力が強いのに全然歯がたたないのです。合気道は戦って勝つことが目標ではありませんでした。合気道の先生がおっしゃいました。『戦って勝つのは下の下だよ。合気道は戦わずして勝つことです。』と。一番の奥儀は『自分をやっつけにきた相手と友だちになることです。』 いやだなぁと思う相手のいいところを見つけて、友だちになること。これはなかなか難しいことです。大人の私でもなかなかできません。でも、みなさんにもぜひ挑戦してほしいことだと思います。 心臓検診運動会の練習5月の花3 |