みなさんはノンステップバスって聞いたことがありますか？
「知ってるー」「車いすやお年寄りにやさしいバスでしょ。」…、誰かが即座に答えます。実演もしてもらいました。バスの入口からスロープが出てくると、「すごい、くふうだ。」という声が…。車いすが動かないようにマジックテープでとめていました。子どもたちはしっかりとそのようすを見学していました。

エンジンのしくみも整備士の方がていねいに教えてくれます。少しむずかしい内容だったのですが、子どもたちは「ふ〜ん」といかにもよくわかったかのように首を上下にふってうなずいています。とにかくすごいんだなあということは伝わったと思います。そのあとバスに乗り込んで給油場所へ。車庫内にガソリンスタンドがありました。

バスのエンジンも見せてくれました。ものすごい音です。リフトで車体を持ち上げられたバスに子どもたちの歓声が上がります。普段決して見ることができないバスのおなか…、子どもたちは目を凝らしてのぞき込んでいました。バスの重さは大人のアフリカゾウ２頭分だそうです。

バスの設置する金庫も見せてもらいました。毎回運転士さんがバスから取り外して営業所内の金庫管理室に厳重に保管管理します。子どもたちが入っても大丈夫なんでしょうか。金庫は人の手では絶対に開けられないしくみになっているのだそうです。なるほどね。子どもたちからは「一日何円ぐらいもうかるのですか…？」なんとも大阪人らしい質問です。

まず働いている人たちについて教えてもらいました。朝５時前から働いている人や昼過ぎに出勤して夜遅くまで働いている人などの出退勤のようすについて、運転士以外にどんな仕事があるかについて、その他にもたくさんのことを教えていただきました。その間も従業員の方々がひっきりなしに子どもたちのそばを行ったり来たりします。アルコールチェッカーもありました。ふうーっと息を吹きかけて判定します。少しでもアルコールが検出されるとその日は絶対に乗らない（乗れない）というきまりを徹底して守っています。子どもたちも考えてきた質問をたくさんしていました。