「いじめについて考える日」校長講話
この前、一番交通事故に遭っている学年はたずねましたが、おぼえていますか?そう、1年生でしたね。
今日はいじめについて考えます。 一番いじめにあっている人が多い学年は何年生でしょうか? 1.1年生、 2.3年生、 3.5年生 何番でしょうか? 正解は5年生です。約60%。10人の内6人がいじめに遭った経験があるそうです。次に多いのは6年生です。交通事故と反対の結果が出ています。つまり、いじめは高学年でたくさん発生しています。 全学年では約半数の人がいじめられた経験があるそうです。そして、いじめられた経験のある人の5分の1、5人に一人は「いじめられ辛くて死んでしまいたい」と思ったことがあるそうです。 この数字どう思いますか。死んでしまいたいなんてとんでもないことです。私は今まで「死んでしまいたい。」と思うほど、つらい体験をしたことがありません。 逆に友だちをいじめた経験のある人はどのくらいいると思いますか? 1.1割(10人にひとり) 2.3割(10人に3人) 3.5割(二人に一人) さぁどれだろう。 正解は2番の3割です。小学生に限れば4割、10人に4人はいじめた経験があるそうです。 次に、全体の4人に一人が「いじめ」られる経験もあり、「いじめ」る経験もあるそうです。これってどういうことだろう?どうして、いじめられていやな思いをしているのに「いじめ」をするんだろう。 考えられる原因の一つに、「やられたらやりかえす」を実行しているからではないでしょうか。お家でこんなふうに言われたことはありませんか。「やられたらやりかえせ」とか、「やり返すぐらいの元気がなかったらだめだ」って。それはまちがった考え方です。そんなことを続けていたら、ケンカも戦争もぜったいになくなりません。 「自分がいやなことは人にしない」というルールにも問題があるのではないでしょうか。これは正しく聞こえるかもしれません。でもね。これだと基準が自分なんです。自分は平気だから、人も平気だろうというわけです。同じことでもそれをとてもいやがる人がいることに気づこうとしないというわけです。 最後の数字、「いじめをしていた頃、自分も悩んだりつらかったことなどあった」と答えた児童は約7割もいました。 みなさんは、どんなことでもいやなことつらいことがあったら先生にすぐ相談してみてください。ひとりの先生で解決できなくても、他の先生がいます。聖賢小学校の先生はみんなの悩みをしっかり受け止めてくれます。 天王寺動物園出前授業百周年記念鯉のぼり鯉のぼり
今年もなかよし学級特製の鯉のぼりが運動場でおよいでいます。今年は100周年をお祝いした鱗模様です。
校長先生の講話
今年は春の訪れが早く、桜の花は4月の入学式を待たずに散ってしまいました。桜のつぎは職員室前の藤の花です。これもいつもより早く咲いてもうほとんど花はついていません。
今、学校できれいに咲いている花はなんでしょうか?学校の玄関の右左には紅白のつつじがきれい咲いています。他にもまだありますよ。 玄関右側、今話したツツジの奥、ちょうど職員室の裏側にはいろんな花が咲いています。 まず、黄色の花、カタビラ、イヌナズナ、ノゲシ、キンポウゲ ピンクの花は、アカバナユウゲショウ タチツボスミレ 白い花はハルジオンかヒメジオンでしょう。今、いっぱい咲いています。まるでお花畑のようです。 このハルジオン、ヒメジオン、名前が似ているだけあって、そっくりなんです。どっちがどっちかわかりにくいので、その見分け方を図書館の植物図鑑で調べてみました。 そこにはハルジオンの茎の中は空っぽで、ヒメジオンの茎の中は詰まっていると書いてありました。さっそく、実際にハサミで切ってみました。学校の草の茎はからっぽでハルジオンだということがわかりました。一つ賢くなったようないい気分になりました。 よく「名もない草花」とか「雑草」とか言いますが、名もないなんて命に対して失礼です。ちゃんと一つ一つ名前があります。私たちが名前を知らないだけなんですね。 わたしは、だれの世話にもならず、自分の力で芽をだし、花を咲かせる野草が大好きです。 3年生の理科で春や夏の野草を勉強するはずですが、他の学年の皆さんもすこし興味をもって観察してもらえたらなと思い、管理作業員さんに刈らずに残してもらっています。 |