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?令和2年7月18日(土)ホリデーコラム5
赤ちゃんや幼児は、失敗から学ぶことが苦にならない。赤ちゃんが座り方を覚えたり、幼児が歩き方を覚えたりする様子を見ると、なかなかうまく行かず、何度も失敗しても、がんばって挑戦している。ものすごく集中して、周りからたくさんのフィードバックをもらって、多くのことを学んでいる。そんなとき、幼い子どもたちはいったいどう感じているのか?訊いて確かめることはできないが、つらそうに見えないことはたしかだ。
しかし、やがて変化が表れる。子どもたちは幼稚園に入るころには、自分がまちがいをすると、大人が反応することに気づき始める。たとえば眉をひそめたり、頬が赤くなったり、あわてて子どものところに駆け寄って、「そんなことしちゃためだよ」と指摘したり、その結果、子どもたちは何を学んでいるのだろうか?困惑や、恐れや、羞恥心などだろうか。
ある競泳のコーチのお話。
「子どもたちはコーチや、親や、仲間や、メディアと接するなかで、失敗は悪いことなんだと思い込んでしまう。そうすると慎重になりすぎて、思い切って挑戦しようとか、全力でぶつかってみようなんて思わなくなるんです」つまり、羞恥心を抱いても、何も解決しないのです。では、どうすればいいのか?
ある幼稚園の先生は、失敗しても平気に振る舞う様子を園児たちに見せるようにしているそう。まず、子どもたちの前でわざと失敗をして、そのあと笑顔でこう言うのだそう。「あれ!?先生はこの山にはブロックが5つあると思っていたんだけど!もう一度数えてみるね。1、2、3、4、5、....6!ブロックは6つあるね!そうか、わかった!ブロックをさわりながら数えればいいんだね」
大人が(意図的でなくても)失敗したときに、どんな反応をするのか!素直に「やり直し」ができるのか!そして、子どもの失敗をどれだけ寛容に受け止めてあげられるのか!「失敗を楽しみ、チャレンジする」大人の姿から子どもたちは学びます!大人もどんどん失敗しましょう!そして、それを笑い飛ばせる大人になりましょう!そうすれば子どもは自分の可能性を大きく伸ばすのではないでしょうか?