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?令和2年8月2日(日)ホリデーコラム12
「学校に頼らなければ学力は伸びる」(山本崇雄 著)より、その2
ボクが問題にぶっかった時もそうだけど、生徒たちが迷っているのが見えた時は、いつもここに戻るように指導しているんだ。その1つが「習慣を変えるwith」
キミにも経験があると思うけれど、一度身についた習慣を変えるのは簡単なことではないだろう。
社会人で言うなら、毎晩お酒を飲んでいる人が禁酒したり、長年タバコを吸ってきた人が禁煙したりするのもかなり大変らしい。
キミたちの世代だと、勉強の習慣がなかなか身につかないことが大きな悩みになっている中高生は大勢いる。実際は、本人よりもむしろ親の悩みかもしれないけれど。いずれにしても、「勉強しない習慣」を「勉強する習慣」に変えるには、勉強の時間を生み出す小さな工夫を積み重ねるのが一番有効だ。
環境微生物学の研究者で理科教育や大学教育にも熱心な元首都大学東京教授の松浦克美先生は、「毎日、宿題をやる他に10分でいいから、自分のためのべんきょうをする」ことを推奨している。
つまり、宿題のような「受け身の勉強」だけでなく、自分で何をすればいいかを考えて、それについて10分でも勉強することが、自律した学習者になる一歩でもある。
「やらされる勉強」から「やりたい勉強」へ移行すればいいんだ。
まさしく「自主的」な勉強から「主体的」な学びへのシフトチェンジですね。
これから始まる夏休みこそ、自分がやりたい学びを自分から自分らしく、チャレンジしてほしいですね。