令和2年8月23日(日)ホリデーコラム28
「できないもん勝ちの法則(ひすいこたろう著 扶桑社)より、
「僕らはみんな子ども出身。思い出せ、子どもの自分」というテーマを掲げるこの本ですが、大人になったら、子どものようにできないのもまた事実。例えば子どもは玄関を開けたら走って公園に行くけど、大人が街を走っていたら、まず、その人は会社に遅刻して走っている人です。理由なしに、むやみに走れないのが大人です。
何もかも子どもに帰ろうというのはムリがある。でも、これだけは子どもの頃のことを忘れないでほしいというのをひとつに絞るなら、「楽しむ気持ち」なんです。
ここで友人の話を紹介させてください。僕が息子さんをスキーに連れて行ったときの話です。彼はスキー場で働いていたこともあるので、どういう練習をすると最短でうまくなるのか熟知しています。そこで、「スキーはこうするとうまくなるんだ」と基本練習させようとすると、7歳の息子さんにこう言われてしまったそう。
「お父さん、まずは、スキーの楽しさを知るのが最初でしょ」
彼はハッとした。
そうだった・・・
目的は楽しむことにあるのです。そして楽しさがわかれば、あとは人は勝手に努力し、工夫します。
「人生を楽しむものに失敗はない」
ウィリアム・フェザー
楽しむ気持ちを思い出せたなら、それは、あなたの中の子ども心の復活祭です。
失敗を恐れるどころか、楽しむことのできる人は人生を楽しめるのです。東小路小学校の子ども像のひとつである「失敗を楽しみ、チャレンジする」はまさにそのものズバリ!楽しめたら何も怖くありません。大人も人生楽しみましょう!!