10時10分、昨年度から取り入れている信楽焼の「手ひねり体験」の実習です。係の方から説明の後、「世界にひとつ」しかない思い思いの作品をつくっていきました。
　手回しろくろの真ん中に土台を作り、土のひもを積み重ねて背を高くしていきます。ろくろを回して糸を張って口元を切り、角をなくして完成です。最初は湯呑みのつもりが、皿になったり、徳利が湯呑みになったりと悪戦苦闘していました。みんなの作品は、来年２月に「登り窯」で焼きあげ、卒業間近の３月上旬に学校に送られてきます。

　バスは名阪道の壬生野ICを降りて、９時55分に陶芸体験をする「宗陶苑」に到着しました。
　宗陶苑は江戸時代に築窯された日本最大規模の登り窯で、現在でも信楽焼を作り続けている窯元です。昨年のNHKの連続テレビ小説「スカーレット」のロケ地になったところです。「宗陶苑」で集合写真を撮り、陶芸体験の実習室に向かいました。

　名阪道の山添ICあたりで、事故渋滞にあいましたが、予定よりどおり９時に「名阪上野（忍者）ドライブイン」に到着しました。しばしのトイレ休憩です。
　到着時、駐車場には他の観光バスは１台も止まっていませんでした。例年にはない光景です。バスは９時15分に出発し、あと40分程で最初の目的地「宗陶苑」に到着する予定です。

　先頭の３号車では出発をしてすぐに、アニメのＤＶＤを静かに見ています。車内では、原則会話は禁止のため、とても静かです。
　８時30分現在、バスは名阪国道の五ヶ谷インターを通過しました。名阪上野（忍者）ドライブインに向かっています。

　10月15日(木)７時30分、６年生の81名は、誰一人遅れることなく、元気に登校してきました。「出発式」は、運動場で行いました。校長先生からは、「コロナ禍で例年とは違った活動になるが、小学校生活最高の思い出をつくろう」というお話がありました。
　たくさんの保護者や教職員に見送られ、バスに乗り込み、７時57分に出発しました。現在、バスは西名阪道の香芝を走り、信楽の「宗陶苑」に向かっています。