令和2年10月25日(日)ホリデーコラム44
「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、
文科省が設定する学力の3要素
「十分な知識・技能」
「それらを基盤として答えが一つに定まら ない問題に自ら解を見いだしていく思考 力・判断力・表現力の能力」
「これらの基になる主体性を持って多様な 人々と協働して学ぶ態度」
にもある「協働性」ですが、私は、議論をする場に多様な意見があったにしても「最適な答え」を出すことを、「協働性」と考えています。(中略)
日本は同質性の高い国ですから、どうしても周囲を見て、空気をよく読んでから自分の考えを控えめに主張することが多いと思います。(中略)
日本では、あまり無茶な要求を最初から突きつけることをせず、お互いの腹のうちを探り、時に根回しもしながら、結論をまとめていく。(中略)
「協働性」と一口に言っても様々な形が存在しますが、多様な人々とともに課題に取り組まねばならない2020年以降の日本では、海外同様、異質性を前提とした積極的な意見交換が必要となるでしょう。そうして、教育改革において目標としている「課題解決に協働できる力」は身についていくのです。
人は人、自分は自分、まずは「自分軸で考えて、自分の意見を持つこと」そして、人との対話を通じて、「互いの考えを知り、互いを尊重すること」そして、「今の最適解を導き出すこと」が大切になります。そのためには、まずは「自分の考えを表現する力」が必要です。東小路小の4つの力である「自分で考え、自分から表現する力」です!
学校生活において、
「常に子どもたちに考えさせているだろうか?」
「教師からの指示だけで子どもを動かしていないだろうか?」
今一度、立ち止まって、自分をメタ認知して、問いかけてみましょう!
子どもを信じて、見守る勇気が必要です。いつも主語は子どもです!